林原昭 はやしばらあきら

林原昭

未然防止研究所 代表/トラブル・事故ゼロ社会の実現を目指す未然防止コンサルタント

プロフィール

慶應義塾大学工学部卒業後、日産自動車でIE(Industrial Engineering)を学び、生産性向上や業務改革に従事。オーストラリア駐在を経て、千代田化工建設に転職し、国内外の自動車工場建設プロジェクトを成功に導く。その後は品質保証分野で「未然防止」活動を推進し、グローバルな品質保証体制の構築に貢献。現在は、軽井沢スキーバス事故を契機に「トラブル・事故ゼロ」を目指した未然防止の普及活動に取り組み、講演・研修・コンサルティングを展開している。

テーマ

経歴

慶應義塾大学工学部計測工学科を卒業後、日産自動車に入社。IE(Industrial Engineering)を学びながら、製造現場の生産性向上活動に従事。生産管理・物流の実務およびシステム開発を通じて業務改革・改善に取り組み、「現場の重要性」を実感する。入社から10年後にはオーストラリア・メルボルンに赴任し、異文化に触れた経験が、その後のビジネス人生における大きな転機となる。

1990年、千代田化工建設に転職。プロジェクトマネジメント手法に加え、IEおよびTPS(Toyota Production System)を駆使し、自動車工場建設プロジェクトを遂行。中でも、フランス・ルノー社から受注したブラジルにおける自動車工場建設プロジェクトを完遂し、顧客および社内から高い評価を受ける。これにより、仕事への自信を大きく深めることとなった。

2000年以降は自動車業界を中心に、品質保証業務を通じて「未然防止」活動を実践し、現在のビジネスの礎を築く。直近では、三菱重工関連会社にて品質保証業務を担当。プロジェクトの損失コスト(仕損費)削減で成果を上げるとともに、「未然防止」の仕組みを構築。その過程で、独シーメンスとのM&Aにも関わり、日本・欧米・アジアを横断する議論を展開しながら、グローバルな品質保証体系を構築した。

これまでの製造業ビジネスを通じて、日本をはじめ欧米・アジアの30か国以上で実務経験を積み、異文化・環境変化への対応力と実践的なビジネス英語力を習得。

2016年1月、軽井沢スキーバス事故で13名の大学生が亡くなったことに深い衝撃を受け、出版を決意。翌年、書籍を上梓したことをきっかけに、「トラブル・事故ゼロ」の実現を目指して「未然防止」の普及活動を本格化。現在は、セミナー、企業研修、講演、コンサルティングを通じてその活動を広げている。

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林原昭からの動画

主な講演テーマ

未然防止で実現するトラブル・事故ゼロの現場
~なぜ、根本原因(真因)追究がうまくいかないか~

日々の業務の中では、予期せぬトラブルや事故が頻繁に起こり、それに伴って再発防止の必要性が声高に叫ばれます。しかし現実には、同じような問題が繰り返されているのが実情です。その背景には、根本的な「未然防止」が十分に行われていないという課題があります。

本講演では、トラブルや事故が発生した際の適切な初動対応に加え、再発を防ぐための根本原因の掘り下げ方、そしてそもそも問題を起こさないためのリスク感知力の高め方について、実務に即した形で詳しくお伝えします。特に注目すべき点は、アドラー心理学を応用した全く新しい視点から、問題解決を図る手法を紹介する点です。

この講演は、日常業務の中でトラブル対応を担っている管理職やリーダー、主任クラスの方々にとって非常に有益であると同時に、将来的にマネジメント職を目指す若手社員にとっても、実践的なビジネススキルを身につける貴重な機会となります。また、トラブルのない組織づくりを目指す中で、無駄な対応業務や残業を減らすことにより、働き方改革にもつながります。

業種や部門を問わず、すべての実務管理者に必要とされる「トラブルゼロの現場づくり」を実現するための考え方と具体策を、わかりやすく、そして納得感をもってお届けする内容です。 ×

<その他の講演タイトル例>
・ミスしても、未然防止で実現するトラブル・事故ゼロの職場
  ~トラブル・事故は、ミス(ヒューマンエラー)が9割~
・一流社員が実践する未然防止3ステップ
  ~二流社員は、トラブル対応に追われっぱなし~
・未然防止で部下のポカミスを減らす
  ~部下のミスを責めるのは筋違い、部下のミスは上司の責任~
・未然防止でビジネススキルの向上
  ~受講者から好評のセミナーの内容が、1冊の本になった~
・未然防止、真因追究が9割
  ~「なぜなぜ分析」に盲点あり、「なぜ」5回では真因追究できない~
・なぜ、あの人はトラブルを起こさないのか? 一流社員の未然防止術㊿
  ~リスクマネジメントのプロが教えるトラブル・事故ゼロの仕事術
・同じミスを繰り返さない!再発防止を超えた未然防止の実践
  ~なぜトラブル・事故が減らないか~

書籍・メディア出演

書籍紹介

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なぜあなたはいつもトラブル処理に追われるのか ~再発防止だけでは不十分、リスクの気付きで未然防止~
× なぜあなたはいつもトラブル処理に追われるのか ~再発防止だけでは不十分、リスクの気付きで未然防止~

なぜあなたはいつもトラブル処理に追われるのか ~再発防止だけでは不十分、リスクの気付きで未然防止~

業務の中で起こる「勘違い」「思い込み」「失念」といったヒューマンエラーを根本から防ぎ、トラブルや事故を未然に防ぐための実践的な方法を紹介する一冊です。著者は、これまで数多くの現場でリスクマネジメントに携わり、リアルなトラブル・事故対応の経験を通して、効果的な対策の型を導き出しました。

本書では、問題が発生した際の初動対応から再発防止、そして将来のリスクを予測し対策を講じる「未然防止」までの流れを体系的に解説しています。単なるチェック体制に頼らず、起きてしまった出来事を深く掘り下げ、次に何が起き得るかを先読みする力を身につけることができます。

「ミスをゼロにするのは難しいが、トラブルを減らしたい」「対応に追われて本来の業務が進まない」「再発防止策をとっても、また別の問題が出てくる」――こうした悩みを抱える方にとって、本書は非常に実用的な内容です。

品質管理の現場で発展してきた「未然防止」の考え方を、どんな職場にも適用できる形で解説し、マニュアルやルールに頼るだけでは防げない問題へのアプローチを提案しています。トラブルを教訓で終わらせず、将来起こりうるリスクの芽を摘む。そのために必要な思考法と行動のポイントが詰まった、現場力を高めるための実践ガイドです。

書籍

  • 「なぜあなたはいつもトラブル処理に追われるのか ~再発防止だけでは不十分、リスクの気付きで未然防止~」

執筆

  • 書籍出版
  • 工場管理(日刊工業新聞発行)
  • 大阪府工業協会の機関誌(いずれも1年間12回連載記事投稿)
  • 他多数

講演実績

企業向けセミナー・研修(国内)

  • 村田製作所
  • 三菱重工関連会社
  • 中堅自動車部品メーカー
  • 東京電力関連会社(IT系)
  • 住友化学
  • 東レエンジニアリング
  • 大手工事会社
  • 東洋エンジニアリング
  • JR東日本
  • 月島機械関連会社
  • パナソニック労働組合
  • 日立建機
  • カゴメ
  • 大手高速道路建設会社
  • 外資系医療機器メーカー
  • 三井倉庫
  • 大林組
  • 味の素
  • 他多数

企業向けセミナー・研修(海外・英語で実施)

  • 自動車部品メーカー(欧米、中国、タイ)
  • 大手生産設備メーカー(オーストリア)

オープンセミナー

  • 日本規格協会
  • 日本能率協会
  • 豊島区倫理法人会
  • 情報機構
  • 日本文具協会
  • 大阪府工業協会
  • 銀行関連団体
  • 研修会社
  • アジア生産性機構(マレーシアで実施)
  • 他多数

コンサルティング活動

  • 住友化学
  • カゴメ
  • 三井倉庫
  • 外資系医療機器メーカー
  • 他多数

この講師のおすすめポイント

未然防止研究所の代表であり、「トラブル・事故ゼロ社会」の実現を目指す未然防止コンサルタント・林原昭さんは、IE(Industrial Engineering)や品質保証の専門家として、日本・欧米・アジア30か国以上での実務経験をもつグローバル人材です。
慶應義塾大学を卒業後、日産自動車で生産性向上・業務改善に取り組み、オーストラリア駐在も経験。その後、千代田化工建設にて国際的な自動車工場建設プロジェクトを数多く成功させました。2000年代からは品質保証と「未然防止」の仕組みづくりに注力し、大手企業の損失コスト削減やグローバル品質体制の構築を主導。
2016年の軽井沢スキーバス事故を契機に「未然防止」の重要性を社会に広めるべく、講演・研修・出版など多方面で活動を展開。事故やトラブルを未然に防ぐための実践的な手法とマインドを伝え続けています。

◆ “事故ゼロ社会”の実現を目指す情熱と使命感
林原さんの講演には、単なるノウハウを超えた「命を守るための想い」が込められています。特に2016年のバス事故をきっかけに始めた「未然防止」の啓発活動には、多くの企業・団体が共感し、研修・講演に高い評価を寄せています。

◆ 30カ国以上で培ったグローバルな現場知見
欧米・アジアを含む多国籍の現場で実務を重ねた林原さんは、異文化理解力と実践的ビジネス英語を活かした、説得力あるグローバルな視点を提供できます。特に製造・品質・建設分野の国際プロジェクトに関わる企業に最適です。

◆ IE×TPS×品質保証のプロが語る“根本原因”の追究法
「なぜトラブルは繰り返されるのか?」という問いに、林原さんはIE、トヨタ生産方式(TPS)、品質保証の実務から導き出した本質的な改善手法で応えます。根本原因の特定に苦労している現場には、まさに“答え”となる内容です。

◆ 現場改革のリアリティを知る稀有なスピーカー
経営層にも、現場作業者にも“刺さる”のは、林原さんが実際に泥臭い現場を知っているから。表面的な改善ではなく、仕組みやマインドを根本から変える「未然防止」の本質を語る内容に、現場改革を目指すあらゆる層が共感します。

◆ 講演後の実践につながる構成とわかりやすさ
講演や研修では、単なる理論や分析にとどまらず、実際のトラブル事例や改善ストーリーを交えながら解説。「すぐに使える」「現場に持ち帰って実践したい」と受講者の行動を促す設計がされています。

講師の講演料について

講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。

お客様の声

未然防止で実現するトラブル・事故ゼロの現場 ~なぜ、根本原因(真因)追究がうまくいかないか~

・これまで社で再発防止を実行してきたものの、類似のトラブルが絶えませんでした。今回のセミナーで、3ステップ(緊急対応、再発防止、未然防止)を体系的に学ぶことができました。特に「再発防止と未然防止は別物」だということはなるほどと思いました。今、3ステップをチームで実践していますが、手応えを感じています。

・当社で実施いただいた研修を受講しました。理論だけでなく、講師の体験に基づく事例が多くあり、未然防止の意味を理解できました。特に、人の気持ちを大切にすること、日常の上司・部下とのコミュニケーションなど、目からウロコの連続でした。今度はコンサルを受けたいと思っています。

・当社は顧客から依頼されて、システム開発やERP導入のプロジェクトを遂行していますが、スケジュール遅れ・コストアップ等の様々なトラブルが起こっています。今回の未然防止セミナーで、正しいプロジェクトマネジメントを実行すれば、プロジェクト遂行上で起こるトラブルの未然防止につながることを学びました。

・当部門は事務職が中心ですが、うっかりミスによるトラブルが多く、対策のたびにマニュアルが厚くなっていました。お話をお聞きして、特に効果的だったのは、マニュアルにはKnow How(業務手順)だけでなく、Know Why(なぜその業務が必要なのか)も明記する、という点です。おかげでマニュアル人間から脱し、社員が考える習慣を身につけるようになりました。

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