柳家さん八 やなぎやさんぱち

柳家さん八

落語家

プロフィール

古典落語を中心に、特に「滑稽ばなし」を得意とし、都内の寄席をはじめ、学校や地域寄席などで全国を巡演している。また、世相風刺を交えた講演活動も行っており、企業や自治体(行政)からの依頼で全国各地に出向いている。

テーマ

出身・ゆかりの地

経歴

1944年、東京の下町、江戸川区平井で生まれる。東京大空襲で命を救われ、その後、小松川や小岩で育ち、現在はベイエリアの南葛西に住んでいる。江戸っ子というより、純粋な「江戸川っ子」といえる。都立の工業高校機械科を卒業後、凸版印刷に入社するが、約3年勤務した後に脱サラを決意し、親の反対を押し切って噺家の道を選ぶ。

1966年、5代目柳家小さんに弟子入りし、見習いとして修業を開始(芸名:そう助)。1968年には落語協会に正式に加入し、前座として活動を始める。1971年に二つ目に昇進し、2代目柳家さん八を名乗る。1980年、第1回真打認定試験に合格し、1981年には晴れて真打に昇進。その後、各席で披露興行を行い、国立演芸場の花形新人落語会で金賞を受賞する。

2001年には社団法人落語協会の理事付き役員に就任し、2006年には同協会の監事に就任(2012年に一般社団法人落語協会に改称)。

古典落語では「滑稽ばなし」を主に演じ、都内はもちろん、学校寄席や地域寄席などでも全国を巡演している。落語だけでなく、世相批評(岡目八目)にも定評があり、得意としている。師匠である柳家小さん(範士7段)の指導を受けて剣道3段、日本酒はしご段、ばくちは不得意、スキーやゴルフは初心者、そして読売巨人軍のファンという、真面目な性格の持ち主である。

主な講演テーマ

焼夷弾が降り注いだ街で生まれ育った落語家として
~東京大空襲夜話 おぶわれ逃げた火の海~

落語+講演の構成です。

戦争の話を落語の「ネタ」にすることが許されるのか? それを聞いて楽しんでもらうという落語の性質に、どこまで生々しい真実を盛り込むべきか・・・試行錯誤を繰り返しながら作り上げました。

噺の中では、橋のたもとで泣かなくなった子どもを心配する場面があります。父親は「今、死なせるわけにはいかねえ。20歳になってお国のために死なせなきゃならねえ」と言います。当時の若者たちは「自分の命は20年で終わり、聖戦のために死ぬ」と信じていました。それは異常な考え方ですが、その異常さを「正常だ」と錯覚させるのが戦争の恐ろしさです。

戦争は、戦地も銃後も区別なく、誰もが犠牲を強いられる恐ろしい現実です。焼夷弾が降り注ぐ街で生まれ育った落語家として、その思いを語り継いでいきたいと強く思っています。

<内容>
1945年3月10日、空襲警報が鳴り響く中、江戸川区平井の長屋に住む夫婦が、足の不自由なおばあさんと乳飲み子の男の子をおぶって、炎に包まれた街を必死に逃げていた。

防空壕も満員で入れなかったため、4人は約1キロ離れた旧中川の鉄橋・中川新橋に到達し、ようやく命を救われた。このおぶわれた男の子こそ、私自身です。 ×

笑う門には福来たる
笑いで癒そう心のストレス

日々の生活に追われる中で、ストレスや疲れが溜まり、心身の健康を害してしまうことがあります。そんな時にこそ、笑いの力を活用しましょう。柳家さん八さんの講演「笑う門には福来たる」では、笑いが持つ癒しの力を最大限に引き出し、ストレスを解消する方法について深く掘り下げます。

笑いには、気分をリフレッシュさせ、心の余裕を生み出す力があります。この講演では、笑いの力を実生活に取り入れる方法を学び、日々のストレスから解放されるヒントを得ることができます。企業や団体のメンバー、個人の参加者にも、笑いを通じて心の健康を守るための実践的な知識を提供します。

心のストレスを解消し、ポジティブなエネルギーを身につけるためのヒントが満載の講演です。 ×

書籍・メディア出演

書籍紹介

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八っつぁんの落語一代記
× 八っつぁんの落語一代記

八っつぁんの落語一代記

「噺家になりたい」――意図していなかったかもしれないが、結果的に小さんは叛乱軍の一員となった。その後、歴代総理や著名な政治家の模写を得意とし、「政界模写」に噺家としての真髄を見出したさん八の歩みとは一体どのようなものだったのか?

書籍

  • 『八っつぁんの落語一代記』(彩流社)

この講師のおすすめポイント

柳家さん八さんは、古典落語を中心に「滑稽ばなし」を得意とするベテラン落語家。1966年に五代目・柳家小さんさんに入門し、長年にわたり寄席や地域の催し、学校公演などで全国を巡ってきました。真打昇進後は、落語の舞台だけでなく、社会的なテーマを取り入れた講演活動にも力を注ぎ、企業や行政からの依頼も多くこなしています。
東京・江戸川区出身。東京大空襲を幼少期に体験した「語り部」としての顔も持ち、戦争の記憶を風化させない語り口は、笑いと真実を絶妙に交えた独自のスタイルで多くの共感を呼んでいます。落語協会の理事・監事も歴任し、伝統芸能を守りながら、現代社会に笑いと学びを届ける活動を続けています。

◆戦争体験を語り継ぐ“語り部”としての落語家
東京大空襲を経験した当事者として、柳家さん八さんは「語る責任」と「笑わせる使命」を両立した講演を行っています。落語の枠を超えて、命の尊さや平和の意義を次世代に伝える姿勢は、教育機関や自治体からも高い評価を受けています。戦争体験と笑いが融合した稀有な語り口は、心に深く残ると評判です。

◆“笑い”の力でストレス社会を癒す
「笑う門には福来たる」をテーマにした講演では、笑いの医学的・心理的効用に触れながら、日常に活かせるユーモアの力を紹介。仕事や人間関係に悩む現代人に向けて、笑いを通じたストレス解消や心の健康管理のヒントを提供します。企業研修やメンタルヘルス講座としても最適です。

◆落語と講演の“二刀流”で届けるエンタメ×学び
柳家さん八さんの講演は、ただの講義ではありません。古典落語をベースにしたユーモアたっぷりの“噺”と、時事や社会問題を交えた“語り”が見事に融合しています。話芸のプロならではの間と表現力が、参加者の集中力を途切れさせず、知識と感動の両方を持ち帰ってもらえる内容です。

◆人情味あふれる“江戸川っ子”の人生から学ぶ
東京下町で生まれ育ち、脱サラして噺家の道へ進んださん八さんの人生そのものが、笑いと人情に満ちたドラマです。ものごとを斜めから見る「岡目八目」の視点で、世相や人生の“おかしみ”を鋭く、温かく語ります。若手からシニアまで、人生を前向きに考えるきっかけを与える講演です。

◆誰にでも伝わる言葉と表現力
落語家として磨き上げた話術は、難しいテーマでもわかりやすく、楽しく伝える力にあふれています。年齢・職業・背景に関係なく、誰でも引き込まれる表現力で、講演会の空気を一変させる“語りのプロフェッショナル”。どの世代にも響く「わかりやすさ」こそが、さん八さんの大きな魅力です。

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講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
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