成田緑夢 なりたぐりむ

成田緑夢

パラアスリート

プロフィール

幼い頃からオリンピック出場を目標に掲げ、トランポリンやフリースタイルスキーに熱心に取り組んできた。2013年、フリースタイルスキー・ハーフパイプの世界ジュニア選手権で優勝。その翌月、練習中の事故により腓骨神経麻痺を発症し、障害を負った。2018年には平昌冬季パラリンピックのスノーボード競技で金メダルを含む2つのメダルを獲得している。夢は、障害を持つ人々やケガに悩む人たち、そして子どもたちに対して、「夢」と「希望」をあきらめないことの大切さを伝えていくこと。

テーマ

出身・ゆかりの地

経歴

1994年に大阪市で生まれる。
幼少期からトランポリンやフリースタイルスキーなどに親しみ、1998年の長野オリンピックではスノーボードのデモンストレーターとして登場。小学生の頃から国際大会にも出場していた。

2010年には全国高校選手権において、男子個人種目で歴代最高得点となる16.3点を記録し、最高難度賞を受賞。
2012年11月からはフリースタイルスキー・ハーフパイプ競技に本格的に取り組み始め、翌2013年1月と2月に行われたFISワールドカップには3度出場。さらに3月には、同競技の世界ジュニア選手権で優勝を果たした。

しかしその翌月、トランポリンの練習中に着地を誤り、左足に重度の腓骨神経麻痺を負う。これにより障がいを抱えることになったが、懸命なリハビリを経て、障がい者アスリートとして再出発を遂げる。

2016年には、スノーボードと陸上競技(走り高跳び)に挑戦。同年の日本パラ陸上選手権では走り高跳びで2位に入賞し、スノーボードでは全国障害者選手権大会およびワールドカップで優勝を飾った。
2017年シーズンには、世界ランキング1位に躍進。フィンランド開催のワールドパラスノーボード・ワールドカップでスノーボードクロス優勝、韓国での同大会(平昌)ではバンクドスラローム優勝、スノーボードクロス3位という成績を残す。さらに、日本国内の障がい者スノーボード選手権大会およびサポーターズカップでも勝利を収めた。アメリカではワールドパラスノーボード・ワールドカップの2戦ともスノーボードクロスで優勝し、北米選手権でも同種目を制した。また、同年の日本パラ陸上選手権では走り高跳びと走り幅跳びの両種目(いずれもT44・下肢障がいカテゴリー)で2位に入った。

2018年の平昌パラリンピックでは、スノーボードクロス(SB-LL2)で銅メダルを獲得し、バンクドスラロームでは同カテゴリーで金メダルに輝く。カナダでのワールドカップではスノーボードクロスとバンクドスラロームの両種目を制し、2冠を達成した。

2019年には、UAEで開催された世界パラ陸上競技選手権大会に出場し、男子走り高跳び(T44/64クラス)で6位という結果を残している。

<主な戦績>
2017年
・【フィンランド】ワールドパラスノーボード・ワールドカップ:スノーボードクロス 優勝
・【韓国・平昌】ワールドパラスノーボード・ワールドカップ:バンクドスラローム 優勝/スノーボードクロス 3位
・全国障がい者スノーボード選手権大会&サポーターズカップ:スノーボードクロス 優勝
・【アメリカ】ワールドパラスノーボード・ワールドカップ:スノーボードクロス 第1戦 優勝/第2戦 優勝
・【アメリカ】北米選手権:スノーボードクロス 優勝
・日本パラ陸上選手権
 - 走り高跳び(T44・下肢障がい) 2位
 - 走り幅跳び(T44・下肢障がい) 2位

2018年
・【韓国・平昌】パラリンピック
 - スノーボードクロス(SB-LL2) 銅メダル
 - バンクドスラローム(SB-LL2) 金メダル
・【カナダ】ワールドカップ
 - スノーボードクロス 優勝
 - バンクドスラローム 優勝(2冠)
・日本パラスノーボード選手権大会(スノーボードクロスのみ開催):優勝

2019年
・パラ陸上日本選手権:走り高跳び 優勝
・ジャパンパラ陸上競技大会:走り高跳び 優勝
・【UAE】世界パラ陸上競技選手権大会:走り高跳び(T44/64クラス)6位

この講師のおすすめポイント

成田緑夢(なりた ぐりむ)さんは、大阪市出身のパラアスリート。幼少期からオリンピックを目指し、トランポリンやフリースタイルスキーで才能を発揮。2013年には世界ジュニア選手権で優勝するも、同年に大けがを負い、腓骨神経麻痺という障がいを抱えることとなります。
しかし、その後スノーボードや陸上競技(走り高跳び・幅跳び)へと競技転向し、2018年の平昌パラリンピックでは金・銅メダルを獲得。多くの困難を乗り越えて世界の舞台で結果を残してきた成田さんは、「夢」や「希望」をあきらめない大切さを伝える講演活動にも積極的に取り組んでいます。

◆ 圧倒的な逆境からの復活ストーリー
成田さんの講演は、人生のどん底から這い上がるまでの実体験に裏打ちされた説得力が魅力です。世界ジュニア優勝から一転、重度の障がいを負った直後の絶望、そして再起を遂げるまでの過程は、どんな立場の人にも勇気を与えます。

◆ 「夢をあきらめない」メッセージが響く
「夢を持ち続けることの大切さ」を、自らの人生を通して語る成田さんの言葉は、子どもから大人まで幅広い世代に深く届きます。特に困難に直面している人々への励ましとなり、教育現場や医療福祉、企業研修などで高い評価を得ています。

◆ マルチな競技経験が示す挑戦の姿勢
スキー、スノーボード、トランポリン、陸上と複数の競技においてトップレベルの成績を残してきた成田さん。その経験は「挑戦すること」「変化を恐れないこと」の大切さを体現しており、変革を求められる企業や若手人材育成にもぴったりのメッセージとなります。

◆ 障がいを持つ人への希望とロールモデル
障がいを抱えてからの成田さんの歩みは、多くの当事者やその家族にとってまさに希望の象徴です。「できないことではなく、できることに目を向ける」その姿勢は、福祉・医療・教育関係者の間でも共感を呼び、講演後の反響も大きいです。

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