梶原千沙都 かじわらちさと

梶原千沙都

日本ヘルマンハープ振興会 会長

プロフィール

奈良女子大学卒。2003年、ヨーロッパ滞在中に日本人として初めてヘルマンハープと出会い、開発者ヘルマン・フェー氏より日本での普及を託される。2004年に帰国後、日本ヘルマンハープ振興会を立ち上げ、音楽と福祉をつなぐ生涯教育や日独交流に取り組む。
世界で初めてヘルマンハープの体系的な奏法を確立し、2012年に出版した指導書『ヘルマンハープの奏法〈基礎編〉』(音楽之友社)は国内外で高く評価されている。ソロ奏者としても活躍し、ドイツの専門家から「世界最高のヘルマンハープ奏者」と称賛される。
障がいのある人々に寄り添う演奏スタイルが評価され、2010年には「ヘルマンハープ歌手」の称号を授与。現在、約6,000人以上が彼女の活動によりヘルマンハープを楽しんでおり、メディア出演やCD作品でも注目を集めている。
教育者・演奏家・事業家として、ヘルマンハープを通じたSDGsな文化創造を推進中。

テーマ

出身・ゆかりの地

経歴

1960年、大阪府生まれ。四條畷高等学校を卒業後、奈良女子大学生活環境学科を修了。1984年に結婚し、翌1985年に長女を出産。1987年から1991年まで、夫の転勤に伴いドイツ・ニーダーザクセン州で生活し、1987年には現地で次女を出産。

1993年から1994年にかけて資格を取得し、ドイツ語教室を開講。1994年から1996年まではスイス・ツーク州、2000年から2004年まではオーストリア・ウィーン市に在住。

2003年、ウィーンにて日本人として初めてヘルマンハープおよびその開発者ヘルマン・フェー氏と出会う。2004年1月より半年間、ウィーンの知的障がい者施設にて音楽療法の研修生としてヘルマンハープの研修を受け、修了。同年3月には、ドイツのヘルマン・フェー社と日本総販売代理店契約を締結し、帰国。

帰国後は前例のないヘルマンハープの音楽事業を立ち上げ、講師を養成。北海道から福岡まで、全国約100教室を展開。2012年には、自ら開発した世界初のヘルマンハープ奏法の指導書『ヘルマンハープの奏法〈基礎編〉』を音楽之友社より出版。

2014年には、「梶原千沙都ヘルマンハープ・ソロリサイタル」を東京(2回)、大阪、福岡で開催し、延べ1,700名の来場者を集めた。2019年には、15年以上にわたる障がい者への芸術活動支援と指導の功績が認められ、「令和元年度 文部科学大臣表彰」を受賞。

2025年4月には、大阪・関西万博のフェスティバルステーションにてヘルマンハープ・スペシャル公演を開催し、約700名の来場者から感動の声が寄せられた。また、ドイツ本国のコンサートでもソロ演奏を披露し、その歌声と演奏が高く評価され、開発者ヘルマン・フェー氏より「ヘルマンハープ歌手」の称号を授与されている。

著書に『ヘルマンハープものがたり』(2019年、ギャラクシー出版)、『ハルツの森のメルヘン』(1998年、明文図書)がある。

梶原千沙都からの動画

主な講演テーマ

ヘルマンハープの魅力
―ケアとしての芸術活動としての可能性

1987年、子どもへの深い愛情からドイツ人のヘルマン氏によって発明された「ヘルマンハープ」の誕生ストーリーを、梶原千沙都のソロ演奏を交えながらご紹介します。6分間のリアルな映像『響け!ヘルマンハープ』を通して、楽器の魅力をわかりやすく解説。障がいのある方や高齢者に新たな可能性を開いたヘルマンハープの感動的なエピソードもお届けします。

随所で披露されるソロ演奏や弾き語りとともに、ヘルマンハープのピュアで心に響く音色をお楽しみください。 ×

ヘルマンハープのおはなし&演奏体験

参加者の皆さまに、すぐに美しい音色を奏でることができる「ヘルマンハープ」の体験機会をご提供します。これまでにない発想で生まれたこの楽器を通じて、SDGsの理念にも通じる心豊かな世界を実感していただけます。ヘルマンハープにまつわるお話やデモ演奏も交えながら、その魅力を存分にご紹介します。

新入会員の親睦やメンバー同士の交流を深める場としても最適で、思いがけない楽しいひとときを演出できます。 ×

音楽の世界にバリアフリーの花を
~ヘルマンハープを日本で育てて

講演の合間には、梶原千沙都によるソロ演奏や弾き語りをお楽しみいただきます。

2003年、ドイツでヘルマンハープと出会い、ウィーン滞在中にヘルマンハープの総販売代理店契約を締結して帰国。ヨーロッパ在住中から起業準備を進め、日本では8畳一間から代理店事業をスタートしました。

自ら世界初となるヘルマンハープの奏法を開発し、全国約100カ所に教室を展開するまでに至った梶原千沙都が、ヨーロッパでの体験を交えながら、お手本のない音楽事業の中で出会った感動や困難を語ります。 ×

書籍・メディア出演

書籍紹介

クリックすると、詳細が表示されます。

ヘルマンハープの奏法 基礎編
ヘルマンハープものがたり
× ヘルマンハープの奏法 基礎編

ヘルマンハープの奏法 基礎編

ヘルマンハープをこれから始める方から、さらなる表現力を身につけたい中級者まで、すべての奏者の指針となる一冊です。

第1章では、ヘルマンハープの構造や音域、演奏法など基本情報を丁寧に解説。続く第2章では、視覚的にも分かりやすい「ダカーポ唱法」を通じて、楽譜の読み方を無理なく習得できます。

演奏姿勢や楽器の構え方、そして右手・左手それぞれの奏法まで、段階的に学べる構成となっており、初心者でも安心して取り組める内容です。また、「di奏法」や「du-u di奏法」など、独特なリズム表現を含む章では、ヘルマンハープならではの音楽的魅力を実感できるはず。

さらに最終章では、体の軸(正中線)や開閉感覚といった身体感覚と奏法の関係にも言及し、心と身体が調和する演奏をサポートします。

音楽療法や福祉の現場でも注目されるヘルマンハープ。その優しくも奥深い音色を、美しく奏でるための決定版ガイドです。

× ヘルマンハープものがたり

ヘルマンハープものがたり

人生を動かす音色、ヘルマンハープの魅力とは?
ヨーロッパで生まれ、日本でも多くの人々に感動を届けてきたヘルマンハープ。その誕生秘話から、音楽療法や福祉の現場での活用、そして日本での普及までを丁寧に綴った、感動のヒストリーブックです。

メディア

  • おんがく交差点「誰でも弾ける天使の音色!ヘルマンハープ!梶原千沙都」
  • NHK総合テレビ「ひるまえほっと」「ぐるっと関西おひるまえ」
  • NHK大阪放送局「旬の人時の人」
  • NHK神戸「ニュース 神戸発」
  • 日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」
  • NHKラジオ深夜便「梶原千沙都 明日へのことば」
  • TBSラジオ「人権Today」
  • 読売テレビ「あさパラ」
  • FBS福岡放送「めんたいワイド」
  • スカイパーフェクトTV「生リク501」
  • 毎日放送「ノムラでノムラだ」
  • 文化放送「林家たいへい 咲いて!孫心夢ごころ」
  • CBSラジオ「つぼイノリオの聞けば聞くほど」
  • FM-HANAKO「ヘルマンハープ 梶原千沙都です」
  • FM COCOLO「ON THE MOVE」
  • ABCテレビ「おはようコール ABC」

書籍

  • 「ヘルマンハープの奏法 基礎編」音楽之友社刊
  • 「ヘルマンハープものがたり」ギャラクシーブックス刊
  • 「ハルツの森のメルヘン」明文図書刊
  • CD「会えるそのときまで」アルバム
  • CD「バリアフリーの花」アルバム
  • CD「会えるそのときまで」シングル

講演実績

  • パナソニック客員会
  • 姫路ロータリークラブ
  • 高齢者介護施設 八重桜
  • 千代田区社会福祉協議会
  • 千葉県教育委員会
  • 杉田玄白記念小浜病院
  • 文京区ファミリーサポートセンターNHK大阪放送局
  • 社団法人生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会
  • 山科区地域啓発推進協議会
  • 浜手地区公民館
  • 泉南市人権推進課
  • 阪神間ユネスコ協会連絡会
  • あじさいライオンズクラブ
  • 西宮市教育委員会
  • 甲子園大学
  • 一般社団法人NAP
  • 東京都中央区区民部文化・生涯学習課
  • 奈良女子大学佐保会100周年事業
  • 杏林大学医学部付属看護専門学校
  • 豊中市障害児通所支援事業者連絡会
  • 一般社団法人TOCOL
  • ドイツ連邦共和国大阪・神戸総領事館
  • ドイツ連邦共和国大使館
  • 日本ダウン症協会
  • 新宿高野フルーツ
  • 西宮市観光協会
  • 文京区アカデミー推進部アカデミー推進課
  • 横浜市栄区民文化センター リリス
  • 文京区アカデミー推進部スポーツ振興課
  • 社会福祉法人永寿福祉会
  • 関西中央高校
  • 愛知県地域婦人団体連絡協議会
  • 吹田ロータリークラブ

この講師のおすすめポイント

梶原千沙都さんは、2003年にウィーン滞在中、障がい者のために生まれたドイツ発の楽器「ヘルマンハープ」と出会い、日本人として初めてその魅力と可能性を日本へ持ち帰りました。帰国後に日本ヘルマンハープ振興会を設立し、全国約100教室へと広げながら、演奏・指導・普及に尽力。世界で初めてヘルマンハープの体系的な奏法を確立し、2012年には指導書を出版。音楽と福祉、教育、SDGsをつなぐ独自の文化活動は、文部科学大臣表彰など高い評価を受けています。
EXPO2025大阪・関西万博にて「ヘルマンハープコンサート〜EXPOスペシャル公演〜」を開催するなど、国内外の舞台での演奏活動やメディア出演も多数。その音色と歌声は、ドイツの専門家から「世界最高のヘルマンハープ奏者」とも称され、幅広い世代の心を癒しています。

◆ 音楽×福祉×SDGsを融合した先駆的活動
梶原さんは、ヘルマンハープという新しい楽器を介して、障がい者や高齢者にも“音楽の楽しさ”を届ける社会的活動を続けています。芸術を「ケア」として実践するスタイルは、SDGs時代の文化教育や企業のダイバーシティ・インクルージョンにも直結します。

◆ 感動を呼ぶソロ演奏とストーリーテリング
講演では、実際の演奏や弾き語り、短編映像を交えながら、「心に響く音楽とは何か」を体感的に学ぶことができます。講演というより“心の旅”のようなひとときが、参加者の記憶に深く残ります。

◆ ゼロから文化事業を育てた起業ストーリー
ヨーロッパ滞在中に構想を練り、8畳一間から始めた音楽事業を全国展開へ導いた体験は、ビジネスパーソンにも大きな学びがあります。「お手本のない挑戦」や「文化の起業」に興味を持つ方には特におすすめです。

◆ 多文化共生と国際交流のリアルな語り手
ドイツ・スイス・オーストリアでの長年の生活経験に基づく異文化理解や、日独交流の実績をもとに、国際的視点で語られるお話も魅力です。学校や行政機関での多文化理解講座にも最適です。

◆ 誰でも音が出せる楽器で体験型のワークショップも可能
講演に体験要素を組み合わせた「ヘルマンハープ演奏体験」は、参加者の一体感を高めるユニークな試み。企業研修や新入会員の懇親、地域イベントなどにも適したプログラムとなっています。

講師の講演料について

講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。

お客様の声

ヘルマンハープの魅力 ―ケアとしての芸術活動としての可能性

・ドイツでダウン症の息子さんのためにヘルマンハープを開発されたお父様の開発の経緯を聞いて感動しました。障がいのある人が楽譜が読めなくてもメロディーを弾き、成長して人前で披露されるようになること。そして、ヘルマンハープを通して、健常者の人も障がいのある人を理解していくバリアフリーなお話しに勇気をもらいました。

・初めてヘルマンハープを聴き、音の美しさ、だれでも弾ける仕組みに驚きました。梶原さんがお話しされていたように音楽を通して、高齢者の人生も明るく変えてくれるように思います。演奏にとても癒され、音楽が持つ力を感じました。

ヘルマンハープのおはなし&演奏体験

・ヘルマンハープをはじめてでもすぐに弾けたので驚きました。また、初めての人とも楽しく合奏までできて驚きました。ヘルマンハープなら、コミュニケーションが苦手な人でも一緒に弾いて繋がることのできます。きれいな音で1曲弾けたときの同僚の嬉しそうな顔は初めて見て、こんなにいい顔をする人だったんだと思いました。楽器は初めてでしたが、ヘルマンハープの澄んだきれいな音に包まれて、とてもリラックスしました。

音楽の世界にバリアフリーの花を ~ヘルマンハープを日本で育てて

・梶原さんの使命感、素晴らしいです。素晴らしい音色と歌声に感動しました。女性のパワーを感じさせられました。

・とても素敵でした。開発者のヘルマンさんも素晴らしいですが、ヘルマンさんに出会った梶原さんの変化も同じ女性として尊敬しています。これからも頑張ってください。歌にも感動しました。

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