杉原学 すぎはらまなぶ

文筆家/エッセイスト/哲学者
プロフィール
「人間は弱い生き物である」という前提に立ち、誰もが機嫌よく生きるための「モノの見方」を面白おかしく伝える。時間哲学の視点から社会課題にアプローチ。現代人の生きづらさを解きほぐし、「多様な生き方」を肯定する語りが好評を得ている。立教大学大学院では「自殺予防」をテーマに研究し、優秀論文賞を受賞。自らの挫折経験に笑いを織り交ぜた文章や語りは、ゆるいのに深い「ゆるふか哲学」として定評がある。著書に『考えない論』(杉原白秋名義、アルマット/幻冬舎)のほか、哲学者・内山節氏との共著『半市場経済』(角川新書)などがある。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
1977年大阪生まれ。時間哲学を専門とし、「人間と時間の関係」を通して、現代社会の矛盾や課題に光を当ててきた。
四天王寺国際仏教大学(現・四天王寺大学)を中退後、フリーター生活とインド放浪を経験。その後、広告会社でコピーライターとして勤務し、退職後に立教大学大学院へ進学。自殺予防をテーマにした研究で優秀論文賞を受賞(社会デザイン学修士)。博士課程を中退し、現在は執筆と講演を中心に活動している。
「世界で最も非生産的な会議」と称して「高等遊民会議」を定期開催。企業に所属せず、多様な生き方を実践する人々のネットワークを生み出している。そのほか、地域づくり情報サイト『かがり火WEB』を共同主宰。日本時間学会会員。
大学中退や離婚などの挫折を経て、人間の弱さを肯定する思想を追求。哲学的テーマを笑いとともに届ける「ゆるふかトーク」は、さまざまな場で好評を博している。
■専門分野
哲学(時間論、コミュニティ論、自殺予防)
文筆(エッセイなど)
生き方・人生論・地域のつながり
主な講演テーマ
自殺予防における人のつながりの再構築
~時間論の視点から~
自殺予防のために、どのような取り組みが必要なのか。私たちにできることは何か。哲学的な視点から、わかりやすくユーモアを交えて語ります。
重いテーマですが、笑顔で帰ってもらいたいと思っています。 ×
遅さの哲学
〜迷いながら、間違いながら、生きていく〜
「速さ」と「正しさ」ばかりが求められがちな現代社会。でも、本当の「人間らしさ」は、むしろ「遅さ」や「間違い」の中にあるのかもしれません。「遅さ」をテーマに、人生の迷いやとまどいを見つめます。 ×
書籍・メディア出演
書籍
- 『考えない論 悩まなければ答えが見つかる!』(杉原白秋名義、アルマット/幻冬舎)
- 『考えない論 増補版 悩まなければ人生はうまくいく!』(杉原白秋名義、幻冬舎/電子書籍)
- 共著『半市場経済 成長だけでない「共創社会」の時代』(内山節編著、第三章「存在感のある時間を求めて」執筆、角川新書)
寄稿
- 「『何もしない』練習」『PHPスペシャル』(PHP研究所)
- 「杉原学のちょっとゆるめな連続対談『そんな生き方あったんや!』」地域づくり情報誌『かがり火』
論文
- 「コミュニティにおける『関心』と『時間』についての考察」
- 「人間の個人化と未来への不安」
- 「時間の私的所有とは何か」
- 「『ヴァナキュラーな暦』としての自然暦」
- 「『存在することの苦痛』と自殺に関する研究-シュナイドマンとフランクルの視点から」
- 「東日本大震災の被災地における自殺予防の考察」
- 「自殺予防における『地域の“つながり”の再構築』が果たす役割」
メディア
- 千歳民報「多様なつながり大切 哲学者 杉原学さん自殺予防を語る」
- FM西東京「ウィークエンドボイス」
- NHK「朝までラーニング!10000分後、“時間の正体”を発表するエントロピー池崎。」など
講演実績
- KHJ全国ひきこもり家族会連合会
- 北海道千歳市
- NPO法人スノック
- 一般社団法人自立学実践研究所
- ヤギサワバル(BAR)
- 立石BASE281(カフェ・コミュニティスペース)
- 甲羅文庫(書店・コミュニティスペース)
- しかのいえ縁がわ大学
この講師のおすすめポイント
文筆家・エッセイスト・哲学者である杉原学さんは、「人間は弱い生き物である」という前提に立ち、誰もが機嫌よく生きるための「モノの見方」を、哲学とユーモアを交えて伝える達人です。時間哲学を専門とし、立教大学大学院で自殺予防をテーマに研究、優秀論文賞を受賞。大学中退や離婚といった挫折経験も包み隠さず語り、人間の弱さを肯定する思想を「ゆるふか哲学」として提唱。堅苦しくないけれど深い、笑いありの語り口が各地で好評を博しています。著書に『考えない論』『半市場経済』などがあります。
◆ 哲学的テーマをわかりやすく、面白く伝える力
難しくなりがちな哲学や社会課題を、杉原さんはユーモアたっぷりにわかりやすく解説します。聴く人の心にスッと届き、重たいテーマも自然に受け入れられると評判です。
◆ 人間の「弱さ」を肯定する温かなメッセージ
「速さ」や「正しさ」ばかりを求める現代に、杉原さんは「間違ってもいい」「遅くてもいい」という新しい生き方を提案。聴く人の肩の力を抜き、自己肯定感を高めます。
◆ 実体験に裏打ちされたリアリティある語り
大学中退、離婚、フリーター生活、インド放浪といった自身の経験を交えたトークは、リアリティがあり説得力抜群。聴衆の共感を呼び、深い納得を生み出します。
◆ 自殺予防や人間関係についての社会的な貢献
時間哲学の視点から、人のつながりをどう再構築するかを提案。重いテーマにもかかわらず、温かく前向きな空気を作り出し、聴いた人が「生きる希望」を持ち帰れる講演です。
◆ 多様な生き方を肯定し、背中を押してくれる存在
企業に所属せず自由なスタイルで活動を続ける杉原さん。自身が体現している「型にとらわれない生き方」は、時代を生きる多くの人への強力なエールになります。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。
お客様の声
自殺予防における人のつながりの再構築~時間論の視点から~
●多くの受講者が講演内容について理解され、新たな気づきや学びを得ていた。
●人や地域のつながりの、インフォーマル・ケアについて、市民が理解と関心を深めることを目的とした講演会であったが、受講者アンケートの結果から、多くの受講者が理解をしていた。
●こちらの開催意図をよく理解していただいた講演内容で、また受講者アンケートの結果からも大変好評であった。