稲岡満男 いなおかみつお

津軽三味線・民族楽器奏者/音楽工房主宰
プロフィール
クラシックギターを新堀寛己氏に師事し、19歳で東京文化会館(大ホール)にてデビュー公演を行う。第1回全日本ギターコンクールで優勝し、その後、パリ、スペイン、中国など国内外で公演を重ねる。
各国の民族楽器や音楽を研究し、現地の音楽家との交流を通じて多様な楽器を習得。民族楽器演奏集団「世界の楽器で遊ぶ仲間たち」を結成し、音楽を通じた文化交流を深めている。「多様性と調和」をテーマに、学校やホール、人権センター、各種イベントでコンサートを開催し、年間70回以上の公演を実施している。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
東京都出身。幼少期より父の指導のもと弦楽器を学び、10代でギタリストとして東京文化会館にてデビュー。その後、ワルカー、アニード、ベーレントといった著名な音楽家と共演し、確固たる地位を築く。
1978年にはスペインのマドリードやバルセロナをはじめ各地で公演を行い、現地プロデューサーからも高く評価される。スペインでのレコーディングを経て帰国し、さらに活動の幅を広げた。1991年には、ベルギー国立オーケストラの首席フルート奏者であるミッシェル・タンゲイと共演。翌年には、日中国交正常化20周年を記念して日本代表アーティストとして北京に招かれ、リサイタルを開催。これにより、日本を代表する音楽家としての地位を確立し、国際文化交流にも大きな貢献を果たした。
また、世界各地の弦楽器に精通し、その演奏と研究に取り組む。特に、日本の三味線のルーツをたどるシルクロード研究は教育的にも高く評価されており、世界的な弦楽器奏者として先駆的な活動を展開。2001年には再び北京へ招かれ、翌2002年には日本トルコ友好年を記念してイスタンブールでの演奏を行うなど、国際的な舞台でも活躍している。
現在は、津軽三味線を中心としたプロの音楽家集団「音楽工房」のリーダーとして、国内外で公演を実施。その卓越した演奏と舞台表現で、多くの観客を魅了し続けている。
主な講演テーマ
高校・中学校・小学校向け芸術鑑賞会
「おもしろ民族楽器シリーズ」
「古典芸能」
「人権公演」
さまざまな地域の民族楽器を同時に比較することで、それぞれの人種や文化の特色やつながりを感じていただけます。また、異なる地域の文化を知ることで、ご自身の身の回りの環境への感謝の気持ちが芽生え、周囲の人々との心のつながりの大切さを改めて認識するきっかけにもなります。
音楽だけでなく、演劇や古典芸能など多彩な演出を取り入れており、音楽が苦手な学生や地理・歴史に興味がない学生でも最後まで楽しんでいただける構成となっております。鑑賞するだけでなく、実際に民族楽器を演奏したり、踊りを体験したりする機会もあり、より深く文化に触れていただけます。 ×
多様性と調和
民族楽器を通じて文化の特徴とつながりを体感し、国際理解を深めます。
日本は豊かな自然に恵まれ、各地で独自の文化や音楽が発展してきました。特に、東日本大震災の際に見られたように、日本人の思いやりや助け合いの精神は、長い歴史の中で受け継がれてきたものです。このような温かな心と豊かな自然環境のもとで、日本各地に根付いた伝統楽器が生まれました。本プログラムでは、地域に息づく日本の伝統楽器を通じて、日本の文化や歴史を体感していただきます。
<個性あふれる楽器の形と響き>
世界には多様な自然環境があり、その土地ならではの文化が楽器の形や音色に反映されています。それぞれの楽器が持つ独特の響きを通して、異文化の魅力を感じていただけます。
演奏曲例:
モンゴルの渡り鳥、ロシアの行商人 など
<国境を越え、人と文化をつなぐ楽器の旅>
「楽器の生まれ故郷」といわれる西アジアから、楽器は世界各地へ広がっていきました。各地域の文化や自然と融合しながら、その音や形を変えつつも、「人々に心を伝えたい」という想いとともに受け継がれています。言葉や文化の壁を越え、民族楽器は人々の心をつなぐ架け橋となってきました。異なる文化を知り、お互いを認め合うことこそが、新たなつながりを生む第一歩です。
演奏曲例:
オアシスの宴、ゲゲゲの鬼太郎 など
<自然への感謝と共に歩む音楽>
民族楽器は、それぞれの地域で暮らす人々が、身近な自然の恵みを活かして生み出してきました。木や動物の皮、貝殻などを使い、土地ごとの暮らしに寄り添う形で発展してきたのです。人々は常に自然と共存し、その恵みに感謝しながら音楽を奏でてきました。
演奏曲例:
ベネズエラ・ワルツ、太陽の祭り など ×
講演実績
高校
- 私学茂原北稜(千葉県)
- 大阪府立布施
- 兵庫県立川西明峰
- 私学玄洋(福岡県)
- 東京都立西
- 愛知県立刈谷東
- 私学英真学園
- など
中学校
- 大阪市立大正西
- 東大阪市立玉川
- 名古屋市立今池
- など
小学校
- 名古屋市立志段味東
- 大阪市立南津守
- 福岡市立元岡
- 奈良市立大宮
- 姫路市立手柄
- 大府市立北山
- 岐阜大学付属
- 七戸町立天間林
- など
支援学校
- 大阪府立茨木
- 奈良県立西
- 大阪府泉南地区合同
- 東大阪
- など
市町村・イベント
- 大阪市北区
- 三重県天川村
- 御浜町
- 阪急三番街
この講師のおすすめポイント
稲岡満男さんは、クラシックギターの名手として19歳で東京文化会館デビューを果たし、その後スペイン、フランス、中国など世界各地で演奏活動を行ってきた国際派の音楽家です。各国の民族楽器を研究・習得し、「音楽工房」主宰として津軽三味線を中心に多彩な演奏を展開。年間70回を超える公演を通じて、音楽と文化の架け橋として活躍中です。特に教育・人権・国際交流をテーマとしたコンサートに定評があり、学校や地域イベントでも高い評価を得ています。
◆ 音楽で伝える「多様性と共生」
稲岡さんの講演では、世界各国の民族楽器を通じて文化の違いやつながりを体感できます。「違いを楽しむ心」や「共に生きる力」が自然と身につき、多様性社会に必要な感性を育てます。
◆ 異文化理解を深める体験型ステージ
演奏だけでなく、観客が実際に楽器を触れたり踊ったりする体験を通じて、異文化への理解が深まります。地理や歴史に関心の薄い層にも届く、参加型のプログラム構成が魅力です。
◆ 子どもから大人まで楽しめる内容
古典芸能や演劇的演出を取り入れたステージは、音楽が苦手な人でも楽しめる構成。学校鑑賞会や地域行事、福祉・人権イベントなど幅広いシーンに対応可能です。
◆ 「人と自然」「心と音」のつながりを伝える
演奏に使われる楽器は、木、皮、貝など自然の素材から生まれたもの。自然への感謝や、人と自然の共存の大切さを音楽を通して優しく伝えてくれます。
◆ 国際的な経験が生む信頼感と説得力
スペイン、ベルギー、中国、トルコなど国際舞台での実績が豊富な稲岡さん。グローバルな視点で語られる文化論・人権意識には、説得力と深みがあります。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。