倉田知典 くらたとものり
経歴
1970年、千葉県市原市生まれ。未熟児として生まれたため、全面支援を要する重度肢体不自由で生活している。1988年に千葉県内の養護学校(現特別支援学校)高等部を卒業。、1991年、誰もが住みやすい地域社会を目指し、非営利団体発足。市原市内のJR駅や歩道等を実際に歩き、調査を行い、関係機関と話し合い、駅にエレベーター等や歩道の段差解消、商業施設のバリアフリー化に深く社会貢献した。のちにNPO法人化し2006年に引退。
活動を通して、健常者の心の悩みが深いことに気付き、心理系の、あらゆる勉強を独学。色んな人から相談を受け、恋愛、夫婦関係、他人間関係の問題を数百人解消して来た。今まで、健常者の人に支えられ、お世話になったことの感謝の思いから、心で返したいと感じ。2023年「安らぐありがたい会」を発足。一会員として、多くの人の心の悩みを解消へむけてのきっかけ作りに取り組んでいる
2005年には株式会社 文芸社からエッセイ集『心からのメッセージ (Message from the Heart)』を出版し、国立国会図書館に永久保存された。2008年には千葉県庁主催の「誰でもつかえるホームページコンテスト」で受賞した。千葉県庁が進めている、県障害者計画の地域生活移行専門部会委員として、つとめている。
主な講演テーマ
見かけは不自由 心は自由
体は不自由な私ですが、全てにおいて皆に感謝し、また自身の気持ちを常にプラス思考にして、出来る範囲で人様の幸せのための行動努力、そして色々な工夫により、私も皆も互いの心のバリアは無くなり、調和の取れた自由な心になって来ています。見た目は不自由ですが、おかげさまで暮らしが自由な毎日となっています。 ×
心のハーモニーとは
人はそれぞれ個性があり考え方も違います。それは個々の心の物差しが違うということです。そこには心の短所、長所が存在し、真の短所(バリア)は そう簡単には変えられません。しかしバリアを 無くして行く努力も大切です。それと共にもっと大事なことは 互いの長所を見て行けることが、真の人としての尊重であり、最大の調和の近道ではないでしょうか。それが『心のハーモニー』です。心のハーモニーは障がい者、健常者などという区別を不必要とし、全ての人々が同じ良い個性ある人として尊重し合って行こうという大きな意味が込められています。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
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心からのメッセージ
重度肢体不自由のハンディキャップはひとつの個性!「心と心の和」を広めるために歩み続ける著者の五年間にわたる心の軌跡をまとめたエッセイ集。
メディア
- 読売新聞
- 朝日新聞
- 毎日新聞
- 産経新聞
- 日経新聞
- 共同通信
- 東京新聞
- 神奈川新聞
- 千葉日報
- ヤフーニュース 他
書籍
- 『心からのメッセージ』(文芸社)
講演実績
- 中学・高校・専門学校・大学での授業の講演、福祉・医療・教育・NPO等専門家向けの研修会等の講演、市民向けの講座等の講演、企業の社員向けの研修等の 講演。中学校での講演の様子を講演録として冊子化している。 各種イベントへのトークショー・MCなどとして出演。
お客様の声
・私は障がいを持った人と関わったことがなく、無意識に自分の心の中で、一線を引いてました。だけど、お話しを聞く中で、その一線がとれて、自分の視野の狭さに気付くこともできました。これからは、もっと世の中のことを知るために、実際に触れ合い、相手のことを理解して行ける自分になりたいと思います。
・今まで何度も色んな障がいのある人のお話しを聞かせて頂きましたが、倉田さんのお話しが一番分かりやすいし、とても興味深く楽しかったです。本当に今までの考え方が180度変わる、ためになる良い話しでした。障がいの有無や立場を問わず、さまざまな人達の全国のみなさんにも、倉田さんのお話しを、ぜひ聞いて頂きたいです。
・今日のお話しは、ずっと忘れられない出来事になりました。私は五体満足で生まれて来たのに、不満ばっかりを言っていた自分が恥ずかしくなりました。日頃、思いつかないことを深く考える良い機会になりました。
・お話しの一言一言が重く深い言葉で、今まで自分の中にあったものに深く響き、生きる勇気をもらいました。そして、生きている私に、これから何ができるかを考えたいと思った大切な時間でした。
・お話し中、配ってくださった資料の中で、倉田さんが載っている大手新聞の記事に、倉田さんの言葉で『心の幸せとは、目標や願いや夢を達成することではなく、今の環境の中で、どれだけ幸せに気付くことができるかだと思う』と書いてあって、自分の心を見つめ直す、良いきっかけになりました。