高須賀顕 たかすかけん
一般社団法人日本災害救助支援機構 代表理事/元陸上自衛隊 危機管理担当者/NBC部隊指導者/教育隊教官
プロフィール
陸上自衛隊で災害現場の最前線に立ち、救助活動を行った経験を元に、現場での実情と「物心両面の備え」を伝えている。また、教育教官としてさまざまな階級の指導に従事し、企業向けの新入社員教育や管理職教育も担当してきた。防災・安全大会や人材・組織作り、コロナ対策、感染症対策など、幅広いテーマでの活動を行っている。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
1973年、愛媛県に生まれる。2000年から情報・人事・総務・教育などの担当者として、自衛隊で新隊員から上級陸曹に至るまで1,000名以上の教育と服務指導に携わり、2018年からは先任上級曹長として活躍。チームワークやリーダーシップ、統率力、資質の養成など、精神教育を行い、企業の新入社員や管理職が自衛隊の訓練を体験するプログラムを立案・実行・指導し、約100社に提供した。
2001年からは核(Nuclear)、生物(Bio)、化学(Chemical)兵器、通称NBCに関する担当者として15年間従事。南海トラフ発生時における原子力災害対応訓練の現場責任者を務め、除染、ゾーニング、危険見積もりなど、自衛隊や避難住民の安全確保に尽力した。
2004年からは危機管理の責任者として、災害対応訓練の計画と実行、人命救助、物資輸送、通信網の確立など、災害発生時の多岐にわたる任務を約10年間担当。その功績が認められ、2016年には教育者・服務指導者として第3級賞詞を受賞し、旅団優秀隊員に選出された。
2019年に陸上自衛隊を退官し、元自衛官を中心とした一般社団法人 日本災害救助支援機構を設立。代表理事として、災害教訓を生かし、個々の危険回避能力の向上や、企業や団体向けに実効性のある事業継続計画(BCP)の策定、診断、訓練などのリスク対策支援を提供している。
<災害派遣歴>
1995年、阪神淡路大震災において、震源地である淡路島北淡町に派遣された。
2001年には、高知県西南部豪雨災害に対応し、高知県に派遣された。
2006年、広島県送水トンネル崩落事故において、広島県呉市などの現場に派遣され、救助活動に従事した。
2011年、東日本大震災では、宮城県石巻市に派遣され、被災地での支援活動を行った。
2018年、西日本豪雨災害に際しては、愛媛県宇和島市および大洲市に派遣され、救援活動に貢献した。
また、新潟県中越地震では、各隊員を現地に派遣するための調整業務にも従事した。
主な講演テーマ
「大地震に備える~自衛隊から学ぶ家やオフィスでできる防災対策~」
「物心両面の準備~災害現場で起こっていたこと~」
「物心両面の準備~家でできる自衛隊の防災対策~」
災害現場では何が起きていたのか?陸上自衛隊員として数々の大規模災害現場で活動に従事してきた経験をもとに、被災地の現実を伝えます。自然の力の前では私達は無力です。いつか起こる災害にモノと心の両方で、自宅、職場などそれぞれの場所で具体的にどのような備えが必要かを伝えます。 ×
「新型コロナ感染症対策~避難所運営について 接触感染拡大状況模擬体験~」
「NBCエキスパートが伝える感染症対策」
「正しい感染防護、感染症対策(ゾーニング)、消毒要領」
「避難所運営における正しい感染症対策(ゾーニング)」
早期収束が望まれる新型コロナ。より感染力が強い新型コロナウイルスの変異種も発生しています。NBC[核(Nuclear)、生物(bio)、化学(Chemical)兵器]のエキスパートが感染症対策を伝えます。 ×
「いつかに備える~コストをかけずに企業が最低限すべきBCP対策~」
「真に機能するBCPの作り方」
「機能するBCPにするための訓練とは」
「BCP重要業務着手に必要な機能する参集網とは」
御社はBCP(事業継続計画)を策定していますか?災害など緊急事態が発生した時、損害を最小限に抑え、事業継続、または復旧を迅速に図るためには備えが必要です。自衛隊は有事を想定して常に行動をしています。指揮系統、部隊や物資運用のバックアップ体制構築はどのような考え方で構築され、有効に機能させるため日常、どのような活動をしているのかなど、BCP策定から形骸化させないための日常での運用方法を伝えます。 ×
「自衛隊の人材育成方法~部下の資質を見出し伸ばす~」
人には様々な資質があります。視野が広く全体を見渡せるタイプ、集中力があり一点突破タイプ、意見をまとめる調整タイプなど、十人十色です。自衛隊ではそれぞれの資質を徐々に伸ばす事が「規律の維持」「団結の強化」「責任の遂行」「使命の自覚」「個人の充実」に繋がり与えられた任務への達成に繋がると考えられています。講演では現場部隊の訓練教官が企業でも使える人材育成術を伝えます。 ×
「真に機能するチームワーク~任務を完遂するために必要なこと~」
自衛隊は基本的にチームで行動します。最も小さな組織が分隊です。概ね10名前後の隊員により組織されています。企業で例えると課や係に相当します。現場で活動する分隊がチームワークを発揮し、有機的に動かなければ、ミッションは失敗に終わる可能性が高くなります。そのため、自衛隊では機能するチームワークを重視します。講演では現場部隊の訓練教官が自衛隊流のチームワーク構築術を伝えます。 ×
講演実績
講演
- 高等学校野球連盟
- 防災士会
- 自主防災組織
- 市議会議員連合会
- 福祉施設
- 障がい者施設
- 保育所
- 大学
- 行政
- PTA連合会
- 倫理法人会
- 社会福祉協議会
- その他多数
研修
- 福祉施設
- 障がい者施設
- 保育所
- 基幹相談支援センター
- 行政
- 宇和島市社会福祉協議会
- 徳島県相談支援専門員協会
- その他多数
この講師のおすすめポイント
高須賀顕さんは、陸上自衛隊で多くの災害現場に立ち、命を守るために尽力してきた経験豊かな危機管理の専門家です。自衛隊で培った知識と技能を活かし、災害発生時の実情や「物心両面の備え」を伝える活動を行っています。特に、災害対応訓練、BCP(事業継続計画)策定、感染症対策といった分野において、高い専門性を誇り、企業や団体向けに実践的な支援を行っています。さらに、教育教官としても幅広い階級の指導を担当し、企業向けの新入社員教育や管理職教育も手掛けてきました。災害派遣歴も豊富で、阪神淡路大震災から西日本豪雨まで数多くの災害現場に派遣され、現場での指揮や救援活動に貢献しました。
◆ 災害対応の最前線経験を基にした実践的な備え
高須賀さんの講演は、実際の災害現場で培った経験を基にしています。災害が発生した際にどのような準備が必要かを、単なる理論ではなく、現場で起こった具体的な事例を通して学べます。特に、企業や家庭で実践できる防災対策に焦点を当てており、即座に実行できる具体的なアクションプランが得られる内容です。
◆ 物心両面の備えで災害に強い組織作り
「物心両面の準備」では、物理的な備えと心の準備の両方が重要であることを強調しています。高須賀さんの教えは、企業におけるリーダーシップやチームワークの構築にも役立ちます。非常時に強い組織を作るために必要な心構えと実際の訓練方法を提供し、企業が災害時に迅速に対応できる体制を整えるためのアドバイスを行っています。
◆ 企業向けBCP対策と訓練の実務的アドバイス
BCP(事業継続計画)の策定と訓練は、企業が災害や危機に直面した際に最も重要な準備となります。高須賀さんの講演では、「いつかに備える」ために企業が最低限実施すべきBCP対策を、具体的でコスト効率の良い方法で学ぶことができます。さらに、BCPを機能させるための訓練方法や参集網の構築についても深く掘り下げ、企業の実践的な支援を行います。
◆ 感染症対策と避難所運営の重要性
新型コロナウイルスをはじめとした感染症がもたらす影響に対して、適切な対応が求められる時代です。高須賀さんは、避難所運営における感染症対策を、ゾーニングや消毒要領など具体的な手法を通じて紹介します。実際に感染拡大が進んだ状況を模擬体験することができ、現場で活用できる知識を身につけることができます。
◆ 自衛隊式の人材育成とチームワーク作り
高須賀さんの人材育成方法は、部下の資質を見出し、伸ばすことを重視した自衛隊式のアプローチです。リーダーシップや統率力の重要性、チームワークの強化方法を学べる講演です。企業の新入社員や管理職にとって、組織全体のパフォーマンスを向上させるための鍵となる内容を提供しており、どのようにして実務に活かすかを具体的に学ぶことができます。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
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