泰丘良玄 やすおかりょうげん

禅宗 臨済宗妙心寺派 寶雲山泰岳寺 住職
プロフィール
1983年、愛知県の寺院に生まれる。
慶應義塾大学理工学部情報工学科を卒業後、花園大学文学部国際禅学科を修了。その後、名古屋・徳源寺専門道場で参禅修行を行う。理系出身から仏門に入った異色のバックグラウンドを持ち、室町時代から続く禅寺の副住職として活動中。
爽やかな風貌とわかりやすい語り口で、特に若い世代に向けて仏教・禅の教えを伝えることに定評がある。特技はエレクトーン演奏、フットサル、ダイビング。ファッションや映画鑑賞にも造詣が深く、現代感覚を取り入れた講演は老若男女を問わず人気が高い。
テレビ朝日系列『ぶっちゃけ寺』にレギュラー出演後、フジテレビ系列『バイキング』などでもコメンテーターを務めるほか、各種メディアや文化センターで講座を開講。実家の跡継ぎとして檀家のケアに尽力しながら、仏教の大切さを伝え続けている。
かつてはIT企業への就職を志望していたが、「情報が簡単に手に入る時代だからこそ、“過程”を重視する仏教の価値が必要だ」と感じ、仏道に進む。目に見えない心の問題に、禅の精神と理系的アプローチを掛け合わせたメンタルヘルス研修を展開。旬のキーワード「マインドフルネス」を軸に、立ったままでも実践できる心の鎮め方など、ビジネス・プライベート双方で役立つ内容が若手社員を中心に高い支持を得ている。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
1983年 愛知県に生まれる
2005年 慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 卒業
2007年 花園大学 文学部 国際禅学科 卒業
2007年~2010年 徳源寺専門道場にて参禅修行
2010年 室町時代より続く禅寺の副住職に就任
2016年 臨済宗妙心寺派 布教師に任命される
2025年 『しんどさの癒やし方〜不安になったらいちばん最初に読む本』出版
禅宗 臨済宗妙心寺派 寶雲山泰岳寺 住職に就任
主な講演テーマ
人生はブレていい
〜ポジティブとんちで悩みをはぎ取る方法〜
「ブレないことがカッコいい!」という考え方もありますが、実は「ブレてはいけない」という思いがプレッシャーになってしまい、それが崩れたときに、まるでドミノ倒しのようにバランスを失ってしまうこともあります。
大切なのは、「ブレてもいい」と思って行動すること。そうすることで、自分の心の置きどころや、バランス感覚が徐々にわかってきます。
人気バラエティ番組『ぶっちゃけ寺』で話題となったイケメン住職が、人間関係、仕事、物の見方など、日常のあらゆる「悩み」に対して、心を軽くするヒントをユーモアを交えて語ります。
「ブレることを受け入れる」ことで、心の軸を柔軟にし、問題解決へとつなげるための最短ルートを見つける──そんな新しい悩み解消法をお伝えする講演です。
さらに、椅子に座ったまま気軽に実践できる「坐禅の方法」など、心を調えるための実践的なワークもご紹介します。 ×
理工学部出身のお坊さんから学ぶ!
ビジネスで活かせるメンタルヘルス
◆「当たり前」に、ありがとうを
「ありがとう」の反対語は「当たり前」とも言われます。そして、この反語の関係にある“当たり前”の中にこそ、「有り難さ」に気づくこと──それこそが、仏教、そして禅の醍醐味でもあります。
日々忙しく過ごしていると、自分の仕事や環境、そして「生きていること」すら、つい当たり前だと思ってしまいがちです。人間は「慣れ」によって鈍感になる生き物ですから、それはある意味、自然なことでもあります。
しかし、誰にでも訪れるこの“当たり前の錯覚”だからこそ、定期的に立ち止まり、自分自身を俯瞰し、客観的に心の状態を見つめ直す時間がとても大切なのです。
◆「自分を見つめ直す」ことができる禅の教え
「忙しい」という字は、「心を亡くす」と書きます。日々の忙しさに追われるうちに、私たちは自分の心を見失いがちです。そうして気づかぬうちに、ストレスや不安、悩みが蓄積されていきます。
禅では、坐禅、掃除、お経といった実践を通じて、自分の心としっかり向き合う時間を大切にします。波立った心を静め、いったん平常な状態に整えることで、どんな事態にも柔軟に、自由に対応できるようになるのです。
アメリカでは、この禅の精神が「マインドフルネス」として再注目され、Googleやスティーブ・ジョブズといった世界的な企業や起業家たちもその効果を取り入れています。集中力を高め、仕事の生産性を上げる手法として広く活用されています。
◆現代に活かす、仏教と禅の智慧──講演・研修のご案内
マインドフルネスや、2500年にわたって受け継がれてきた仏教と禅の教えから、現代社会に役立つ智慧を伝える講演・研修を行っています。
理系出身であり、かつIT業界への就職を目指した経験も持つ住職として、ビジネスパーソンの感覚に寄り添った、実践的な内容をご提供します。
心の整え方を学ぶことで、仕事にも人生にも、より深い気づきと充実をもたらすヒントを見つけていただけることでしょう。 ×
マインドフルネス〜禅の教え〜
身体と呼吸を整え、心を調える──坐禅の醍醐味
坐禅の本質は、まず身体を調え、呼吸を調えることにより、心を静かに整えていくことにあります。
自らの心をあらためて見つめ直すことで、安らぎを感じられる状態を実現し、どのような状況にも臨機応変に、柔軟に対応できるようになります。
【プログラム内容】
講義:なぜ、メンタルを整える必要があるのか
実践ワーク①:坐禅の説明および体験(椅子に座ったままでも可)
グループワーク:体験を通じた気づきの共有
実践ワーク②:参加者のシェアに対する補足解説と、2回目の坐禅体験
まとめ:振り返りと日常への活かし方
【職場環境に応じた掃除ワーク(任意)】
部屋の掃除は、心の掃除でもあります。
職場やデスクが散らかっていると、自然と心の中も乱れていることが少なくありません。そうした環境を整えることで、自身の心も整っていきます。
可能であれば、自分の担当外の場所や、一見自分とは無関係な場所の清掃を行うことをおすすめします。
これは「利他の行(ぎょう)」として、自分自身の心を養い育てる貴重な機会となるでしょう。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
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しんどさの癒やし方〜不安になったらいちばん最初に読む本
人間関係や恋愛、仕事、お金の問題など、生きていれば誰しも心が疲れるときがあります。そんな心が折れそうな瞬間こそ、仏教が長年にわたり伝えてきた“癒し”と“気づき”の智慧を生活に取り入れてみませんか?
テレビや講演会などで「現代人の心に寄り添う禅の教え」を発信している若手僧侶が、日々の悩みや不安、苦しみをやさしく解きほぐすヒントを丁寧に解説。
感情に振り回されてしまったときや、不安で前に進めないと感じたときに手に取ってほしい一冊です。
ページをめくるごとに、張りつめていた気持ちが少しずつほどけていき、心が静かに軽くなっていくのを感じられることでしょう。

人生はブレていい。 - 平成の一休さんのポジティブ・トンチのすすめ
すべての悩みの根っこは「罪悪感」にあります。
「あの人に言われた一言が、いつまでも忘れられない」
⇒私が悪い。私はできていない。
「小さなミスを、いつまでも引きずってしまう」
⇒あの時、こうしていればよかった。
「彼氏から連絡がないと不安になる」
⇒もしかしたら軽んじられているのかもしれない。
こうして自分を責め、やがて悩みは大きくなり、生きづらくなってしまうのです。
そんな悩みの根源となる「罪悪感」をポジティブな視点で取り除きましょう。
人間は、『試行錯誤』を繰り返していく生き物です。
繰り返しのはずなのに、「できないこと」にばかり目を向けてしまいがちです。
それを、「できること」に変えていく思考法をお教えします。
テレビ朝日系「ぶっちゃけ寺」で活躍中!
臨済宗の僧侶が教える、人生をポジティブに変えるトンチのすすめ。

お坊さんの修行に学ぶていねいな生き方、暮らし方
修行とは何のために行うのか、ご存知でしょうか?
それはまさに、自分のため。自分自身を見つめ、本来の自分を探す旅が、禅の修行なのです。日々の小さな修行から、一カ月にわたる集中的な取り組みまで、あなた自身を見つめる禅の生活を、今日から始めましょう!

身の回りには奇跡がいっぱい! 一日一禅 禅に学ぶ幸せの見つけ方
誰もが身近に経験することをテーマに、さまざまな仏教や禅の教えから、私たちが身の回りの奇跡に気づくことで幸せに生きる方法を紹介しています。禅は日常の中でその教えを実践することで、私たちが心安らかに生きるための智慧となります。毎日続けられるように、一日に一つのテーマ(約10分程度)だけでも読み進めていただければ、「一日一禅」の実践が可能です。
書籍
- 『人生はブレていい。 - 平成の一休さんのポジティブ・トンチのすすめ』 ワニブックス
- 『理工学部卒のお坊さんが教えてくれた、こころが晴れる禅ことば』 学研プラス
- 『お坊さんの修行に学ぶていねいな生き方、暮らし方』学研プラス
- 『身の回りには奇跡がいっぱい! 一日一禅 禅に学ぶ幸せの見つけ方』 セルバ出版
- 『しんどさの癒やし方〜不安になったらいちばん最初に読む本』アルソス
テレビ
- テレビ朝日 「ぶっちゃけ寺」
- フジテレビ 「バイキング」「悩める現代人100人が選んだ!お坊さんベスト5 泣ける説法GP」第2回説法王
- メ〜テレ情報番組「UP!」
ラジオ
- TOKYO FM「アポロン☆」
- FM愛知「amano SMAIL CAFE」
- ZIP FM「MORNING CHARGE」
講演実績
- さがみ信用金庫
- 掛川法人会
- こくみん共済Coop
- マニュライフ生命保険株式会社
- SmartHR
- 日鉄ソリューションズ株式会社
- 株式会社トーカン
- イズモ葬祭
- 田中装具本店
- 豊田大谷高校宗教講話
- 熊本県あさぎり町須恵文化ホール自主文化事業
- 福岡県うきは市民大学開講式記念公演会
- 中日文化センター
- 春日井市味美ふれあいセンター
- JA尾張中央女性大学講演
- 春日井さくらライオンズクラブ講話
- 福井ラジオ放送講座「いきいきセミナー」
- その他多数
この講師のおすすめポイント
泰丘良玄さんは、愛知県のお寺の家に生まれ、理系と仏教という異なる道を歩んだユニークな経歴を持つ禅僧です。慶應義塾大学理工学部情報工学科を卒業後、IT企業への就職を目指していましたが、情報技術が進化する現代社会で“過程”を重視する仏教に魅了され、禅の道を選びました。花園大学文学部国際禅学科を修了し、名古屋の徳源寺専門道場で修行後、室町時代から続く禅寺の副住職を務め、現在も多くの人々に禅の教えを伝え続けています。
また、テレビ朝日「ぶっちゃけ寺」やフジテレビ「バイキング」などに出演し、わかりやすく現代的な視点で仏教や禅の教えを広めています。趣味としてフットサルやエレクトーン、映画鑑賞など多岐にわたる活動を行い、特に若い世代に親しまれている存在です。心の安定やマインドフルネスをテーマにした講演も行い、ビジネス向けのメンタルヘルス研修にも取り組んでいます。
◆ 仏教と理系を融合させたメンタルヘルス
泰丘さんは、理系の学問と仏教の教えを融合させた独自の視点を提供します。特に、心の問題に向き合う方法やストレス管理の技術を、仏教の教えを基にしてわかりやすく解説し、日々の生活やビジネスに役立つ知恵を伝えます。
◆ マインドフルネスで心の安定を手に入れる
現代社会における心の安定を求める人々に向けて、マインドフルネスを実践的に伝授します。禅の教えを活かし、簡単に実行できる方法で、仕事やプライベートで即座に活用できる心のケアを学べます。
◆ 禅の教えを現代ビジネスに活用
ビジネスパーソンに向けて、禅の教えをベースにしたパフォーマンス向上法を紹介します。特に「ルーティーンワークを極める」ことで、集中力や効率性を高め、最大のパフォーマンスを引き出す方法について学べます。
◆ ポジティブ思考を実践するための禅の智慧
「人生はブレていい」というテーマの下、ポジティブに物事を捉える思考法や、悩みを軽減するための禅的アプローチを学びます。柔軟な思考を育むことで、日々のストレスを減らし、心の平穏を保つ方法を伝えます。
◆ 禅の教えに基づいた感謝の心を育てる
「当たり前の有難さに気づくZENの教え」というテーマで、日常の中に潜む感謝の気持ちを大切にし、心の満足感を得る方法を教えます。忙しい日常の中でも、心を満たし、幸せを感じるための心の持ち方を伝授します。
泰丘良玄さんの講演は、仏教と理系の知識を融合させ、現代人に必要な心のケアやリーダーシップ、パフォーマンス向上法を提供しています。特にマインドフルネスを中心にした心の安定法や、日常生活に即した実践的なアドバイスは、ビジネスパーソンにも非常に役立つ内容です。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。