ピーター・フランクル ぴーたーふらんくる
数学者／大道芸人
プロフィール
1953年ハンガリー生まれ。1971年、国際数学オリンピックで金メダルを獲得し、その後、オトボス大学に進学。1977年には博士号を取得した。翌年、サーカス芸人の国家試験に合格し、1979年にはフランスに亡命。1988年からは日本に拠点を移し、活躍を続けている。ハンガリーの最高科学研究機関・ハンガリー学士院のメンバーであり、算数オリンピック大会の会長、日本ジャグリング協会の名誉顧問を務めている。現在は、人生を楽しくするコツを日本の多くの人々に伝えるため、講演活動にも力を入れている。また、語学にも優れ、大学で講義できるほどのレベルで12ヶ国語を話すことができる。その言語の才能を活かし、これまでに110ヶ国以上を訪問。多彩な経歴と経験は、数学だけでなく、エンターテインメントや語学にも広がっている。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
1953年 ハンガリー生まれ
1971年 国際数学オリンピック金メダル。オトボス大学入学
1977年 博士号取得
1978年 サーカス芸人国家試験合格
1979年 フランスに亡命
1988年～日本在住
主な講演テーマ
「人生を楽しくする方程式」
父から教わった「人間の財産は頭と心」という言葉を胸に抱いて生きてきた半生を振り返り、今の日本に一番欠けているものは生きる哲学だと感じている。「3つのゆ」夢・勇気・友人を大切にしてほしい。人生の主役はあくまで自分。忙しい日本人だが、時間をしっかり管理して、最もやりたいことのための時間を捻出し、時間を有効に使うべき。また、何事でも結果に至るまでの過程を満喫してほしい。そうすればもっと楽しい人生が送れるはずだ。 ×
「真の国際人を目指すために」
国際化・国際人、この二つのかなり曖昧な言葉を耳にすることが非常に多い。しかし、これらの概念はどんな意味を持っているのか十分に議論されていないように感じている。英語を勉強して話せるようになったからといって、国際人になれるわけではない。真の国際人になるためには寛容な心が必要で、まずは見知らぬ日本人同士でうまくコミュニケーションできるようにならなければならない。 ×
「わが子が幸せになるための助言」
学校教育が変わり社会が変わろうとしている今の時代こそ、子どもの教育は最重要課題である。親はその責務を学校・塾・国に転嫁せず、自分で全うすべきだ。それぞれの家庭で我が家の教育方針を固め、それを通して子どもの精神的な安定を確保し、勉強意欲を掻き立てるためのピーター流対策を教えよう。 ×
「21世紀に羽ばたくための学習法」（学生向け）
21世紀は専門家の時代になるだろう。そこで活躍するためには、自分の可能性や才能を探求して目標を設定し、その目標に向かって短期・中期・長期の戦略をたて、関係ない時間を削っていって時間を有効活用することが重要だ。
根性も大切だが、自分に合った学習法を探して効率を上げれば、勉強も楽しくなり、遊びの時間もできる。 ×
「人権の時代に向かって」（人権講演会）
僕はハンガリーに生まれたが、単なるハンガリー人ではなくユダヤ人である。父と母の両親全員とも、ただユダヤ人であるという理由だけで殺された。僕自身も古くから続く差別の下で、かなりの恐怖心を覚えてきた。
世界にも日本にも未だにさまざまな差別が存在し続ける。それをなくすにはどうしていくべきなのか。日本人の皆さんにも考えてほしい。 ×
「知的消費のススメ」
消費は人間に喜びを与える。ただし、家や車、洋服やバッグ等の物的消費は競争心をあおり、他人と共有することも難しい。しかし、知識や知恵、技能や経験等の知的消費は人に与えることも皆で共有することもでき、環境にも優しい。
知的消費を通して、いかに仲間を増やして地元とのつながりを強くして、より豊かな人生を得られるかを伝えたい。 ×
「世界110カ国の面白体験談」
以前は年に２，３回は海外に行き、今までに世界110カ国以上を訪れてきた。僕の旅はいつでもただの観光旅行ではなく、現地の人とふれあい価値観を理解することを目的としていて、その体験を通して我が身を振り返っている。
行く先々でいろいろな人と知り合い様々な出来事が起こったが、中でもとっておきの面白体験と旅を通して学んだことを皆さんに紹介したい。 ×
「ニッポンたてヨコ斜め」
世界各国で暮らしてきた僕が日本に住み始めてから早30年以上経つ。真面目で優しい人々が住むこの国がとても気に入ったので、今ではここを終のすみかと決めた。しかし当然、日本特有の不思議な点もある。
外国人の僕だからこそわかる日本と日本人の良いところ、不思議なところを皆さんに伝えよう。 ×
「日本女性世界へ羽ばたけ」
1986年男女雇用機会均等法が施行されたが、その背景には日本男性の考え方の変化ではなく国連の圧力があったので、ほとんど形だけに過ぎなかった。僕が生まれたハンガリーは男女平等に非常に力を入れ、一流大学・医者・弁護士等で女性の割合は50％前後を占める。これは共産主義の数少ない良かった点の一つだ。日本女性は決して男性に劣っていないと確信しているので、男女の格差があることには疑問を感じている。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
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ピーター流生き方のすすめ
あなたは自分の人生の主人公になっていますか？ネットやテレビに時間を取られてしまっているなら、録画と30秒ルールを試してみましょう。そうしないと、ピーターのように大失敗をしてしまうかもしれません！ 世界各国を渡り歩いてきたピーターの言葉は、一般の大人とは一味違います。毎日を楽しむための実践的なアイデアが満載です。
数に強くなろう ピーター流数学あそび
中学生のピーターが大学生に挑んだ「足し算ゲーム」で見事に勝利した。その戦略とは何だったのか？ 相手が考えた数を、数字が書かれた立体を使って見抜いた。その方法とは？ ある人がルーレットの必勝法を考案したが、それには疑問が残る。数を使った遊びはもちろん頭を使うものだが、遊んでいるうちに数の扱いに強くなることができる。
子どもの英語教育はあせらなくて大丈夫！
ローバル時代の到来に伴い、子どもたちの将来に有利となるよう、英語の早期教育への関心が高まっています。
幼児向け英語教室やインターナショナル保育園、幼稚園が各地で見られるようになり、バイリンガル環境を提供するインターナショナル学童も登場し、非常に人気を集めています。しかし、幼少期からの英語中心の教育で本当にグローバルに活躍する力が養われるのでしょうか？
本書では、世界110ヵ国を訪れ、12ヵ国語に精通する世界的数学者である著者が、自身の学習体験をもとに、グローバル時代を生き抜くための能力を身につけ、自発的に学ぶ力を育む方法を詳しく紹介します。疑問や不安に答えつつ、実践的なアドバイスを提供します。
子どもの学力を伸ばす「黄金の習慣」 今すぐできる家庭学習のヒント
革新的な教育指南書！
12ヵ国語を自在に操る著名な数学者、ピーター先生が、全国のお父さんお母さんに向けてわかりやすく書き下ろした革新的な家庭学習方法！
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著者の豊富な経験をもとに、子どもが主体的に楽しく学ぶためのヒントが満載です！
書籍
- 「ピーター流生き方のすすめ」（岩波ジュニア新書）
- 「数に強くなろう」（岩波ジュニア新書）
- 「頭の良くなる英語」（三省堂）
- 「頭のよくなる本」（WAVE出版）
- 「超数脳トレーニング」（WAVE出版）
- 「子どもの学力を伸ばす黄金の習慣」（実業之日本社）
- 「子どもの英語教育はあせらなくて大丈夫！」（草思社）等、著書多数。
メディア
- NHK Eテレ『マテマティカ』『趣味Do楽 荒井良二の絵本じゃあにぃ』
- NHK『人間講座』『龍馬伝』『エール』
- フジテレビ『ネプリーグ』等、出演番組多数。
