柴田明夫 プロフィール・経歴 - 「Hitonova」(ヒトノバ) - 講演依頼・研修依頼・講演会の講師派遣

柴田明夫 しばたあきお

柴田明夫

株式会社資源・食糧問題研究所 代表

プロフィール

東京大学農学部卒業後、丸紅株式会社で30年以上にわたり資源・エネルギー・食糧市場の調査・分析を担当し、丸紅経済研究所の所長・代表を歴任した。世界のコモディティ市場が大きく構造転換するなか、中国・インドなどの需要拡大がもたらす資源争奪、食糧危機、水問題を専門的に研究。日本のエネルギー自給率や食料自給率の脆弱性に警鐘を鳴らし、実効性ある資源・食糧安全保障を訴えてきた。2011年に株式会社資源・食糧問題研究所を設立し、政府委員、大学講師、講演活動を通じて、日本が直面する資源リスクと未来戦略をわかりやすく発信している。

テーマ

出身・ゆかりの地

経歴

1951年 栃木県生まれ。
1976年3月、東京大学 農学部(農業経済学科)卒業。同年4月、丸紅株式会社に入社し鉄鋼第一本部に配属。
その後、調査部に異動し、経済調査・産業調査に従事。

2000年4月、業務部 経済研究所 産業調査チーム長に就任。
2001年、丸紅経済研究所 主席研究員、2003年 副所長、2006年 所長を歴任し、2010年4月より同研究所代表。

2011年10月より、株式会社資源・食糧問題研究所 代表(現職)。

【主な公職・委員歴】
農林水産省「食料・農業・農村政策審議会」食品産業部会/農業農村振興整備部会
「国際食料問題研究会」
「資源経済委員会」
農林水産省 農業政策研究所 機関評価委員会
国土交通省「国際バルク戦略港湾検討委員会」
農林水産省・経済産業省 幹事省「2015年ミラノ国際博覧会 日本館サポーター」
一般社団法人エネルギープランナー協会 理事
国際資源大学校 非常勤講師(2008年〜2017年7月)
内閣府 経済財政諮問会議「2030年展望と改革タスクフォース」委員(2016年9月〜2017年1月)
一般社団法人 食の新潟国際賞財団 親善大使
内閣府 食料・農業・経済研究会 委員(2022年4月〜2024年10月)

【大学での教職歴】
日本大学 経済学部 非常勤講師(2000年4月〜2013年3月)
法政大学大学院 国際政治学専攻 非常勤講師(2011年4月〜2020年3月)

主な講演テーマ

食糧の安定的供給の確保と
食糧自給・飢餓・貧困問題の解決に向けて

世界人口の増加や異常気象により、食糧の安定供給は年々難しさを増しています。本講演では、飢餓・貧困の実態、国際的な食糧需給のゆがみ、そして日本が抱える食料自給率の課題を総合的に解説。食糧安全保障を強化し、未来世代に持続可能な供給体制を築くための道筋を示します。 ×

日本農業の復活
~輸出で稼げる日本農業を作る~

輸出を軸にした“稼げる農業”こそが、縮小する国内市場を超えて日本農業が再び成長する鍵となります。本講演では、輸出促進の成功事例、農産物ブランド化、国際市場で勝つための戦略を紹介。農業法人・JA・行政担当者に最も支持されている定番テーマです。 ×

最近の資源エネルギー情勢と世界経済

原油市場の変動、再生可能エネルギーの台頭、資源国の地政学リスク——世界経済は資源エネルギーの動向と密接に連動しています。本講演では、最新の資源エネルギー市場の読み方と今後の経済動向、日本企業が備えるべきリスクとチャンスを解説します。 ×

資源・食糧安全保障の現状と、
日本の取るべき戦略

資源・食糧をめぐる国際情勢は不安定化が進み、あらゆる国が“確保競争”に動いています。本講演では、資源・食糧分野で日本が抱える脆弱性、地政学的リスク、サプライチェーンの課題を整理し、国家として取るべき安全保障戦略を具体的に提示します。 ×

世界一の水資源・水技術

水不足が深刻化する世界で、日本は豊富な水資源と世界最高レベルの水処理・浄化技術を有しています。本講演では、水危機の現状、水ビジネスの最新動向、海外企業が主導する市場に日本がどのように参入すべきかを解説。100兆円市場と言われる“水の争奪戦”の未来を展望します。 ×

書籍・メディア出演

書籍紹介

クリックすると、詳細が表示されます。

扼殺される日本の農業
食糧クライシス
中国のブタが世界を動かす
日本は世界一の「水資源・水技術」大国
× 扼殺される日本の農業

扼殺される日本の農業

日本の食料自給率はいまや 37% にまで低下し、世界では各国が食料確保をめぐって熾烈な争奪戦を繰り広げています。こうした状況の中で、日本の農業はこれからどこへ向かうべきなのでしょうか。

本書では、安倍政権下で掲げられた「攻めの農業」政策が、実は日本の農業基盤を弱体化させ、中小農家の切り捨てと農村の荒廃を招いてきたと厳しく指摘します。規模拡大を至上とする考え方は、大資本や外資に有利に働くだけで、国土の多くを中山間地が占める日本の実情にはそぐわない——著者はそう警鐘を鳴らします。

そのうえで、これからの日本が目指すべきは「攻めの農業」ではなく、地域に根ざした「伝統の農業」を守り、賢く改革していく道だと提唱。食料危機が目前に迫るいま、持続可能な農業をどう再生し、食の安全保障をどう確立すべきか、具体的な方向性を示します。

揺らぐ日本の食卓を守るために何が必要か——本書はその答えを探る一冊です。

× 食糧クライシス

食糧クライシス

異常気象の激化、水資源不足、世界的な需要増大——いま、地球規模で食料リスクが拡大しています。特に中国やミーナ(中東・北アフリカ)の食料事情は新たな局面を迎え、世界市場の不安定化に拍車をかけています。

こうした中、日本でも輸入牛肉の高騰をはじめ、食料安全保障を揺るがす問題が次々に表面化しています。本書では、その背後にある「真因」を丁寧に読み解くとともに、TPP参加が日本農業にもたらす影響を多面的に検証します。

さらに、アベノミクス農政の課題や、数字だけを取り繕う“イカサン農業”を「攻めの農業」モデルとして推し進める現状を批判的に考察。日本の畜産・酪農が直面する危機も取り上げ、政策の歪みと構造的な弱点を明らかにします。

世界の食料情勢と日本農業の現実を結びつけながら、
これから日本がどのように食と農を守っていくべきか——
その方向性を鋭く示す一冊です。

× 中国のブタが世界を動かす

中国のブタが世界を動かす

世界にいるブタ約10億頭のうち、じつに半数が中国で飼育されている——。本書は、この巨大な“豚消費大国”が世界の食料需給と穀物相場にどれほど大きな影響を与えているのかを鋭く読み解く1冊です。

中国のブタの増減は、そのまま世界の穀物需要を揺さぶり、国際相場を変動させ、ときに各国の食料事情を直撃します。ブタが食べる飼料が増えるだけで、世界が混乱する。その現実をデータと事例から明快に示し、私たちが見落としがちな「食」の構造を浮き彫りにします。

そして著者は問います。世界市場と深くつながる日本の食卓は、このままで本当に大丈夫なのか。

中国の養豚業が世界を動かすメカニズムを解明し、日本の食料安全保障の脆さに警鐘を鳴らす、必読の書です。

× 日本は世界一の「水資源・水技術」大国

日本は世界一の「水資源・水技術」大国

2025年には、地球上の半数にあたる約35億人が深刻な水不足に陥る——。本書は、世界が直面する“水の危機”を多角的に読み解きながら、その渦中で日本が担う可能性に光を当てます。

世界各地では、水資源をめぐる紛争「水戦争」が頻発し、巨大水ビジネスの主導権は海外勢が握ったまま。しかし著者は、日本の高度な「水技術」と、国内でまだ2割しか活用されていない豊富な「水資源」こそが、これからの世界を救う鍵になると指摘します。

水不足が加速する時代、世界は何位なのか、日本は何位なのか——。
大人気「世界何位」シリーズ第4弾となる本書は、
水危機の実態、グローバル水ビジネスの最新動向、そして日本の強みと未来をわかりやすく解説する一冊です。

テレビ

  • NHK『クローズアップ現代』
  • BSフジ『プライムニュース』
  • TBS
  • テレビ朝日
  • テレビ東京

書籍

  • 『資源インフレ』(日本経済新聞出版社)
  • 『食料争奪』(日本経済新聞出版社)
  • 『水戦争』(角川SSコミュニケーションズ)
  • 『飢餓国家ニッポン』(角川SSコミュニケーションズ)
  • 『コメ国富論』(角川SSコミュニケーションズ)
  • 『生きるためにいちばん大切な「食」の話』(講談社)
  • 『資源争奪戦』(かんき出版)
  • 『資源に何が起きているか?』(TAC出版)
  • 『食糧危機が日本を襲う!』(角川SSコミュニケーションズ)
  • 『日本は世界一の「水資源・水技術」大国』(講談社+講談社新書)
  • 『食糧危機にどう備えるか』(日本経済新聞出版社)
  • 『中国のブタが世界を動かす』(毎日新聞社)
  • 『食糧クライシス』(エフビー出版)
  • 『扼殺される日本の農業』(エフビー出版)

講演実績

  • 防衛研究所
  • 政策研究大学院大学
  • 日本貿易会
  • JA中央会
  • 農林中金
  • 日清製粉など多数

この講師のおすすめポイント

柴田明夫さんは、資源・エネルギー・食糧問題の第一人者として長年日本の未来戦略を提言してきた専門家です。東京大学農学部卒業後、丸紅株式会社で30年以上にわたりコモディティ市場の調査・分析を担当し、丸紅経済研究所の所長・代表を歴任。中国・インドを中心とした需要構造の変化、資源争奪、食糧危機、水問題など、世界規模のリスクを専門的に研究してきました。
2011年に株式会社資源・食糧問題研究所を設立し、政府委員、大学講師、メディア、講演活動を通じて、資源・食糧安全保障の重要性、そして日本が取るべき現実的な戦略をわかりやすく発信し続けています。

◆ 世界の「資源・食糧リスク」を俯瞰しながら日本の課題を解説
豊富なデータと国際情勢の動きを踏まえ、資源争奪、食糧不足、水問題など、複雑化する世界リスクを俯瞰して説明。急速に変化する国際市場の本質をつかむ視点が得られます。

◆ 日本のエネルギー・食料自給率の弱点を“わかりやすく”提示
難解になりがちな資源・食糧安全保障の問題を、企業、行政、一般層にも理解できる言葉で丁寧に解説。危機の本質と、日本に必要な備えが具体的にイメージできます。

◆ 政府委員・大学講師としての知見による「政策 × 経済 × 現場」の立体的分析
農林水産省・内閣府など数多くの公職経験、大学での長期的な教育経験を持つ柴田さんだからこそ、政策のリアルと国際経済の動向を統合した分析が可能です。

◆ コモディティ市場30年以上の第一線で培った“実務”視点
丸紅での資源・エネルギー分野の調査経験をベースに、価格変動・需給構造・企業リスクなど、国際ビジネスに直結する視点を提供。経営層や実務担当者からの支持が厚い理由です。

◆ 農業・水資源など「未来の日本を支える産業」への戦略提言
農業の輸出拡大戦略、水資源・水技術の重要性など、これから日本が強みを発揮できる領域を示し、組織や地域が未来に向けて取るべき方向性を提案します。

講師の講演料について

講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。

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