桂花團治 かつらはなだんじ
落語家
プロフィール
二代目桂春蝶に入門し「桂蝶六」として落語家デビュー。2015年に70年ぶりの名跡を受け継ぎ「三代目 桂花團治」を襲名。古典落語をベースに、劇団客演、短編映画主演、クラシック交響楽団とのコラボレーションなど多彩な活動を行う。
自身のコンプレックスや悩みから導き出したコミュニケーション論が評判で、教育機関や企業・自治体での講演依頼も多数。近年は「伝戦落語」を毎年制作し、戦争の記憶を次世代に伝える活動にも力を注いでいる。大阪青山大学客員教授や放送芸術学院講師など教育分野でも活躍している。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
1962年10月10日、大阪府豊中市に生まれる。小学時代にいじめを漫才で克服した経験から「笑い」の効力を知る。1982年、故二代目桂春蝶に入門し、「桂蝶六」と名乗る。二代目春蝶最後の弟子として内弟子生活を送りながら、ラジオやテレビのレポーター、劇団『ふるさときゃらばん』の客演、短編映画の主役など、多彩な活動を行った。
1988年、毎日放送「落語家新人コンクール」で優勝。甲高い声のコンプレックスを克服するため、大蔵流狂言方のもとで20年間狂言を学び、一時期は狂言舞台でも活動。現在はその声を活かした演目に定評がある。自身の経験や悩みから導き出したコミュニケーション論は多くの教育機関で評判となり、企業や自治体からの講演依頼も多数受けている。「大阪で最も多く教壇に立つ落語家」として知られる。
2015年、70年ぶりに名跡が復活する形で「三代目 桂花團治」を襲名。以降、東京での独演会やクラシック交響楽団とのコラボレーション、エッセー執筆などでも活動。2021年からは、大阪空襲で亡くなった二代目花團治に想いを馳せ、「伝戦落語(次の世代へ戦争を伝えるための落語)」の制作にも精力的に取り組んでいる。
また、大阪青山大学健康科学部こども教育学科客員教授、放送芸術学院専門学校講師、府立桃谷高等学校定時制夜間部特別非常勤、公益社団法人上方落語協会理事、レクリエーション介護士2級の資格も有する。
桂花團治からの動画
主な講演テーマ
落語に学ぶ、コミュニケーションのヒント
落語家としての豊富な経験をもとに、日常や仕事で活かせるコミュニケーションのコツをお伝えします。落語の話術や表現方法を例に、相手との信頼関係を築く方法や、わかりやすく伝える工夫など、笑いを交えながら学べる講演です。
教育現場や企業研修でも、多くの参加者から好評を得ています。 ×
落語の眼差し
〜まずは気づくところから〜
落語を通じて、日常の中に潜む人権や多様性の問題に気づく大切さを伝えます。性別や立場の違いを理解し、互いの尊厳を尊重する意識を育む内容で、笑いを交えながらも考えさせられる講演です。
学校や自治体、企業の人権研修でも高く評価されています。 ×
戦後80年時代。次世代に伝えたい、あの日の記憶
〜ぼくが伝戦落語「じぃじの桜」を作ったわけ〜
戦災死した先代花團治に思いを馳せ、戦争の資料や体験者の声を収集し、次世代に伝えるための「伝戦落語」を制作しました。本講演では、戦争の記憶や平和の尊さを落語を交えて分かりやすく伝え、聞き手自身に考える機会を提供します。
教育機関や地域団体での平和学習にも適した内容です。 ×
書籍・メディア出演
メディア
- 読売テレビ「かんさい情報ネット.ten」落語家の桂花團治さん、創作落語で若い世代に大阪大空襲を語り継ぐ
- カンテレ「報道ランナー」空襲で命を落とした先代の無念を胸に 大阪大空襲の記憶を伝える落語家「戦争を自分ごととして捉えて
連載
- 月刊誌「大阪保険医雑誌」(大阪府保険医協会発行)
- 月刊「りふぶれ通信」(株式会社リフティング・ブレーン発行)
講演実績
- 近畿大学経営学部基礎ゼミ(近大ゼミ) 2022〜2025年度
- 日本私立小学校連合会 全国幹部研修会
- 税経新人会全国協議会 熊本全国研究集会
- ほか多数
この講師のおすすめポイント
三代目桂花團治さんは、落語家としての話芸にとどまらず、俳優・講師・脚本家としても幅広く活躍する表現者です。二代目桂春蝶さんに入門し、「桂蝶六」としてデビュー。2015年、70年ぶりに「桂花團治」の名跡を継ぎました。古典落語を軸に、劇団出演、短編映画主演、オーケストラとの共演など、舞台芸術の可能性を拡張し続けています。
幼少期のいじめ経験をきっかけに「笑いの力」を体感し、そこから生まれた“人と人をつなぐコミュニケーション論”は、企業研修や教育現場で大きな反響を呼んでいます。また、戦争体験を語り継ぐ「伝戦落語」を創作し、平和への思いを後世に伝える活動にも尽力。大阪青山大学客員教授として教育にも携わり、「大阪で最も多く教壇に立つ落語家」として信頼を集めています。
◆ 笑いを通じて伝える、心に届くコミュニケーション術
落語家ならではの話術とテンポで、「聴く力」「伝える力」「場を和ませる力」を実践的に解説。笑いながら自然に学べる内容で、企業研修や管理職研修にも最適です。
◆ 自分を受け入れ、相手を尊重する“人間力”を育む講話
自身のコンプレックスを乗り越えた体験をもとに、人権・多様性・男女共同参画のテーマをわかりやすく語ります。立場の違いを超え、相手を尊重する職場文化の醸成に役立ちます。
◆ 伝統芸能の枠を超えた“現代型落語”の魅力
落語・演劇・映画・音楽を融合させる花團治さん独自の表現は、エンターテインメントと教育を融合させた唯一無二のスタイル。講演でも会場を巻き込みながら飽きさせません。
◆ 次世代へ伝える「平和と命の物語」
「伝戦落語」シリーズを通して、戦争の記憶を語り継ぐ活動を続ける花團治さん。戦争体験を落語の温かさで包み、平和の尊さをわかりやすく伝えます。学校・自治体での平和学習に最適です。
◆ “教壇に立つ落語家”としての実践的な教育力
大学・専門学校・高校での指導経験も豊富で、教育現場で培った「伝える技術」を体系化。ユーモアと実体験を交えた講義は、学生から社会人まで幅広い層に響きます。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。