木本努 きもとつとむ

木本努

株式会社 Tn 取締役/上智大学グリーフケア研究所人材養成講座 非常勤講師/一般社団法人日本グリーフケア協会グリーフケア・アドバイザー1 級

プロフィール

会社の代表に就任してからわずか2年11ヶ月後、妻が癌で他界し、その翌日からは「代表取締役主夫」として新たな役割を担うことになった。4年8ヶ月後、子育てを最優先にする決断をし、会社を退職。「子育ては親育て」「家事には終わりがない」「社員教育も子育てと同じ」といった信念を基に、講演活動を通して「父親の本気の子育て」を広めている。著書に『シングル父さん子育て奮闘記』『父子家庭とともに歩んだ10年〜挑戦と共感の記録〜』(ともにぱるす出版)がある。現在、様々な企業や団体向けに講演活動を行っており、特に生保険会社向けには自身の経験から「遺族としての思い」を伝えている。

テーマ

出身・ゆかりの地

経歴

1985年、ダスキンのフランチャイズ加盟店に入社。2006年には代表取締役に就任する。2009年2月、最愛の妻ががんと診断され、わずか12日後に他界。残されたのは、当時11歳、6歳、2歳の3人の子どもたちだった。仕事と家庭、そして子育てのすべてを抱えながら奮闘を続けたが、2013年に退職を決意し、1年間専業主夫として家族と向き合う時間を過ごす。
2014年、父子家庭を支援するために「NPO法人 京都いえのこと勉強会」を立ち上げ、同じ立場にある父親たちへのサポートを開始。2016年からは上智大学グリーフケア研究所の人材養成講座で非常勤講師を務め、死別や喪失と向き合う支援活動にも携わっている。
2017年には株式会社Tnの取締役に就任。2019年、自身の父子家庭での奮闘を記録した著書『シングル父さん子育て奮闘記』を出版。同年、「ベスト・ファーザー賞 in 関西(一般部門)」を受賞し、シングルファーザーとしての生き方が広く評価された。

主な講演テーマ

「お父さんからおとうさんになりました」
「経営理念実践しました」
「シングル父さん子育て奮闘記」〜子育ては親育て〜
「シングル父さん子育て奮闘記」〜遺族からの想い〜
「おとうさんの子育て」

妻を亡くした日から、仕事・家事・育児のすべてを一人でこなす生活が始まった。時間に追われながら、何度も「もっと家のことをやっておけばよかった」と後悔した。日々子どもと向き合う中で、「子育ては親育て」「育児は自分自身を育てるもの」だと実感するようになったが、ひとりで背負う子育ての重圧には限界を感じていた。

やがて、5年後に会社を辞め、1年間専業主夫として家庭に専念する決断を下す。この大きな選択が、子どもたちとの関係にも良い変化をもたらし、自分自身も家事や育児に対する意識とスキルを徐々に身につけるようになった。

その後、「グリーフケア」という概念と出会い、ようやく妻の死と向き合うことができた。そして、同じように悩みを抱える父親たちの力になりたいという思いが芽生え、父子家庭をサポートするためのNPO法人「京都いえのこと勉強会」を立ち上げた。

この勉強会では、料理・掃除・裁縫など、暮らしに欠かせない家事スキルを学ぶワークショップを定期的に開催し、参加者とともに学び合う場をつくっている。また、家事や子育てについて語る講演の場も増え、多くの共感と反響を得ている。

かつて妻に「家事を手伝おうか?」と声をかけたとき、「手伝うんじゃない」と言われたことが忘れられない。あの言葉の意味が今になってよくわかる。家事とは「家庭の責任」であり、一緒に担うべき「いえのこと」なのだ。

今では“仕事脳”から“家族脳”へと切り替わり、父親としてだけでなく、母親のような視点も持ちながら、リアルな育児の体験を発信している。子どもとともに成長してきた日々を物語のように伝える講演は、世代や立場を問わず、多くの人の共感を呼んでいる。 ×

書籍・メディア出演

書籍紹介

クリックすると、詳細が表示されます。

シングル父さん子育て奮闘記
父子家庭とともに歩んだ10年〜挑戦と共感の記録〜
× シングル父さん子育て奮闘記

シングル父さん子育て奮闘記

がんの診断からわずか12日という短すぎる時間で、最愛の妻・フミコが天国へ旅立った。残されたのは、まだ手のかかる2歳、6歳、そして11歳の3人の幼い息子たちだった。

キャリアを捨てるか、家庭を選ぶか――。そのとき著者は人生最大の決断を迫られる。仕事と育児の両立に限界を感じながらも、彼が選んだのは「父親として生きる」という覚悟だった。

家事も育児も未経験の状態から始まった父子家庭での奮闘の日々。泣きたくなるような瞬間も多かったが、それでも少しずつ日常に希望の光が差し始めた。

これは、ひとりの父親が家族を守るために選んだ「主夫」という道を記録した、涙と共感のリアルストーリーである。

× 父子家庭とともに歩んだ10年〜挑戦と共感の記録〜

父子家庭とともに歩んだ10年〜挑戦と共感の記録〜

あれから10年。妻を失い、シングルファーザーとして新たな人生を歩む決意を固めた著者。その選択は、仕事を後回しにして、育児に全力で取り組むという道でした。同じような境遇にある人々の助けになりたいと、NPO法人「京都いえのこと勉強会」を設立。10年間の活動の軌跡がここに集約されています。今、発売中!

書籍

  • 「シングル父さん子育て奮闘記」(ぱるす出版)
  • 「父子家庭とともに歩んだ10年〜挑戦と共感の記録〜」(ぱるす出版)
  • 「大切な人を亡くした人の気持ちがわかる本」(著者 高橋聡美・寄稿)

テレビ

  • 読売テレビ「かんさい情報ネットten.」
  • NHK京都放送局「京いちにち」
  • NHK大阪放送局「おはよう関西」
  • NHK Eテレ「ウワサの保護者会」「おとなりさんはなやんでる。」
  • 朝日放送テレビ「キャスト -CAST-」
  • テレビ朝日「スーパーJチャンネル」
  • HOME広島ホームテレビ「みみよりライブ」
  • NHK総合「もしオケ!」

ウェブ

  • Abema TV
  • Yahoo!ニュース
  • soar「つらくても笑える日が来るから」
  • Panasonic「UP LIFE」

新聞

  • 京都新聞
  • 読売新聞
  • 共同通信社
  • 朝日新聞
  • 西多摩新聞

雑誌

  • 女性セブン
  • DIME(ダイム)
  • レタスクラブ
  • 東京都港区立男女平等参画センター情報誌「オアシス67」
  • Good Press

講演実績

  • NPO 法人京都いえのこと勉強会 市民公開講座
  • 福井県坂井市結婚応援課 ミモザの日記念講演会
  • 東京海上日動あんしん生命名古屋支社
  • 京都府久御山町民生委員児童委員大会
  • JAIFA ソニー京都
  • 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部福祉生活デザイン学科
  • 上智大学グリーフケア研究所人材養成講座
  • 甲南大学法学部法学科
  • ダスキン栃木エリア
  • ダスキン福岡中央エリア
  • 京都北ロータリークラブ
  • 東京海上日動あんしんエージェンシー
  • 京都市北倫理法人会
  • 昭島市公民館男女平等参画課
  • 浄土宗京都教区児童教化連盟総会・研修会
  • 京都市中京区民生児童委員総会
  • お寺空間企画
  • 伊丹市立男女共同参画センター
  • 丹波篠山 ささっこ青空ひろば
  • MDRT 日本会多摩・山梨ブロック研修会
  • など多数

講師の講演料について

講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。

お客様の声

・涙が止まりませんでした。ご主人のみならず奥様の保障の必要性を考えさせられました。また、死亡保険金のお手続きをしたことがないですが、常に寄り添えるプランナーでありたいと思います。本当に勉強になりました。ありがとうございました。
・きちんと配偶者にも第一分野をお勧めしないといけないと思いました。
・講演を受けて、仕事と子育て・家事のマンパワー不足。子どもは育てないといけない、向き合わないといけないというお話が非常に印象に残りました。そして自らの振る舞いに大変反省しました。
・父子家庭の話を聞く機会はなく、新たな着眼点を得ました。
・以前にも別の機会があり、お伺いさせていただいておりましたが、今回は以前よりパワーポイントのスライド枚数が多く、内容も盛りだくさんでした。
・木本様の苦しみの胸中を聞いて差し上げることによって、木下様の終わりのない苦しみが少しでも安らげるのであれば、私はいつでも聞いてあげたいと思いました。
・父子家庭の場合も想定もきちんとヒアリングに取り込み、奥様の保障も重要視していき保険金をお届けする時にこそお預かりしていた保障をキチンと遺族に寄り添いさらなる付加価値を提供したい。
・シングルになってしまった場合の壮絶さや保障の必要性についてとてもリアリティを持って認識することができた。
・様々な講演を聞いてきましたが、実体験に沿ったご自身の苦労、そこで感じた保障の必要性を感じる素晴らしい講演でした。
・普通の日常がどれ程有り難い時間か改めて考えさせられる機会になりました。
・今まで父子家庭を意識をしていなかったが、父子家庭ならの問題と3人のお子さまを育てられているご苦労様、また、周りとの繋がり、改めての考えさせられました。お子様たちも幼少からの振り返りができ感謝の気持ちを持たれ成長に親としての節目を受け止められていると感じました。
・私自身、8年前に妻が大病をして死を覚悟した経験がありますので、お話にすごく共感出来ました。
・自分も母子家庭を経験してひとり親の大変なことはとっても良く伝わります。お客様一人ひとり丁寧な対応、親身に考え接する事を改めて感じました。

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