露の団姫 つゆのまるこ

落語家/天台宗道心寺住職
プロフィール
年間250回以上の高座を務め、仏教の普及活動も行いながら全国を飛び回るユニークな落語家。幼少期の「死」に対する恐怖から仏教に興味を持ち、高校時代に人生の指針となる法華経に出会う。落語家になるか尼僧になるか悩んでいた時、落語の創始者である初代・露の五郎兵衛が僧侶であり、説法をユーモアを交えて話していたことが落語の起源であることを知る。好きな言葉は「一隅を照らす」(伝教大師・最澄)。また、尼崎市の男女共同参画推進員も務めている。講演ジャンルは男女共同参画、人権、子育て、仏教、発達障害、生涯学習、PTAなど。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
2005年、露の団四郎に入門。3年間の修業を経てプロの落語家となる。
2011年、天台宗で出家。比叡山延暦寺で修行。
2021年、天台宗道心寺を開山。
落語と仏教の二刀流として高座の他にもテレビ、ラジオで活躍中。
主な講演テーマ
一隅を照らす
~自分の持ち場で一生懸命~
誰もが平和な世界を願っているものの、それが実現するのは容易ではありません。
比叡山を開山した伝教大師・最澄は、仕事や家庭など、自分がいる場所で一生懸命に取り組む人々こそが大切な宝であり、そうした人々が平和な社会を築くのだと説いています。
「一隅を照らす」ことは意外にもすぐにできることです。自分の立場や役割を見つめ直し、輝きを放ってみませんか? ×
女らしくなく 男らしくなく 自分らしく
「らしく」って一体何でしょうか? 社会が作り上げた「女らしさ」や「男らしさ」という枠組みに縛られ、知らず知らずのうちに自分を苦しめていませんか?
人間にとって最も大切なのは「自分らしく」生きることです。自分らしくいるための秘訣を楽しくお伝えします。
また、豊来家大治朗さんとの二人でのバージョンも好評をいただいています!
団姫「仏教落語」(25分)→ 豊来家大治朗「太神楽」(15分)→ 団姫講演「女らしくなく、男らしくなく、自分らしく」(40分)→ 夫婦での「質疑応答」(10分) ×
露の団姫のありのままで講座
①仏教落語「般若心経」
ありのままの自分を大切にすることの重要性を説く内容の落語です。
②ミニ講演+ジェンダークイズ
※プロジェクターの使用可否を確認させていただきます
③落語家体験
3人の学生に舞台で落語家としての体験をしていただき、楽しみながら学んでもらいます。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
クリックすると、詳細が表示されます。





今日は何の日? まるこの日めくり仏教小咄
テレビでも活躍している落語家であり天台宗の尼僧でもあるまるこさんが、366日(うるう日も含む)を通じて、その日がどんな記念日かをテーマに、仏教を中心にクスリと笑える小咄を語ります。毎日1つずつめくることで、仏教やその他の宗教・文化に関する楽しい豆知識を学べる一冊です。

お寺を建てる!まるこの道心寺物語
「お寺を建てたい」という長年の夢がついに動き出した、お寺建設プロジェクト。物件との出会いやコツコツと積み重ねてきた貯金など、計画が動き始めた矢先に突然訪れたコロナ禍。そんな中で、宗派を問わず誰でも心の拠り所として訪れる「道心寺」が開山を迎えるまでの出来事や、心の揺れを落語家ならではの軽妙な語りで振り返ります。夢の始まりから試練を乗り越え、ついに実を結び、そして今後の歩みに対する決意を温かく描いた一冊です。

苦しみとサヨナラする人生相談 仏教で悩みも迷いもスッキリ解決!
「誰もが自ら命を絶たずに過ごせる世の中でありますように」
「すべての人が自分らしく生きられる世界が広がりますように」
──このような思いから、著者は尼崎の町に心の駆け込み寺「道心寺」を開設しました。その場所には、多くの悩みが寄せられます。
本書では、「恋愛・結婚」「夫婦関係」「子育て」「仕事・経済的な悩み」「生きることと死について」など、さまざまな問題を取り上げ、それらの苦しみから解放されるための方法を仏教的な観点から紹介します。
ユーモアと愛情に満ちた著者の回答を読むことで、心が軽くなり、前向きな気持ちになれる一冊です。仏教を学び始める方にもおすすめの内容です。

女らしくなく、男らしくなく、自分らしく生きる
「女性だから」「男性だから」といった枠にとらわれず、本当の自分らしさを追求するためにできることは何か。仏教や落語といった、伝統的に男性社会とされる分野で活躍する団姫さんは、その生き生きとした姿勢で多くの人に影響を与えています。仕事や家庭、親子関係においても、伝統的な枠にとらわれない彼女の生き様は、現代社会において理想的なロールモデルと言えるでしょう。
メディア
- テレビ朝日「ぶっちゃけ寺」「謎解き!伝説のミステリー」
- ABC朝日放送「おはよう朝日~土曜日です~」
- NHK「落語でブッダ」
- 読売テレビ「ten!」
- 日本テレビ「ラブぎゃっぷる」
- OBC「露の団姫のまんまるサンデー」
- など他多数
書籍
- 『今日は何の日? まるこの日めくり仏教小咄』(春秋社)
- 『プロの尼さん』(新潮社)
- 『女らしくなく、男らしくなく、自分らしく生きる』(春秋社)
- 『団姫流 お釈迦さま物語』(春秋社)
- 『聖♡尼さん 「クリスチャン」と「僧職女子」が結婚したら。』(春秋社)
- 『お寺を建てる!まるこの道心寺物語』(春秋社)
- 『苦しみとサヨナラする人生相談 仏教で悩みも迷いもスッキリ解決!』(佼成出版社)
- 『みんなを幸せにする話し方』(興山舎)
- 『いい恋いい愛と生きる幸せの心得』(文芸社)
- 『人生が100倍オモシロくなる仏の教え』(枻出版)
- 『法華経が好き!』(春秋社)
- 『ぽくぽくぽく・ち~ん 仏の知恵の薬箱』(ぷねうま舎)
- 『露の団姫の仏教いろは寄席』(佼成出版社)
主な受賞歴
- 2011年 第6回繁昌亭輝き賞(新人賞)過去最年少受賞
- 2017年 第54回なにわ藝術祭落語部門新人賞受賞
- 2020年 第4回尼崎市文化未来奨励賞受賞
この講師のおすすめポイント
露の団姫(つゆのまるこ)さんは、年間250回以上の高座をこなしながら、仏教の普及にも尽力する異色の落語家であり、天台宗道心寺の住職です。幼少期に「死」への恐怖を抱き、法華経との出会いをきっかけに仏教に興味を持つようになりました。落語と仏教のどちらの道を進むか悩む中で、落語の起源が僧侶による説法にあることを知り、両方の道を歩むことを決意。2011年に天台宗で出家し、2021年には道心寺を開山しました。男女共同参画や人権、多様性の問題にも積極的に取り組み、ユーモアと深い洞察を交えた講演が高く評価されています。
◆ 落語×仏教の「二刀流」だからこそ伝えられる深いメッセージ
露の団姫さんは、落語家としての巧みな話術と、仏教の教えを融合させた独自のスタイルで講演を行います。ユーモアを交えながらも、人生や社会の本質を鋭く突く語り口で、受講者に「楽しく深く考える」機会を提供します。
◆ 「自分らしく生きる」を応援するメッセージ
「女らしくなく 男らしくなく 自分らしく」というテーマの講演では、性別や固定観念に縛られず、自分らしく生きる大切さを説きます。男女共同参画やダイバーシティの観点から、多様な生き方を認め合う社会の実現を目指したメッセージが、多くの人に共感を呼んでいます。
◆ 子どもから大人まで楽しめる分かりやすい講演
落語の技術を活かした語り口で、子どもから高齢者まで幅広い世代に伝わりやすい講演を行います。仏教の難しい教えも、親しみやすい言葉と具体的なエピソードを交えて説明するため、「気づけば深い学びが得られる」と好評です。
◆ 人権・多様性の視点から考える「一隅を照らす」生き方
「一隅を照らす」という講演テーマでは、それぞれが自分の役割を果たし、社会全体の調和を目指すことの大切さを伝えています。人権や多様性の視点を交えながら、個々の存在が輝く社会を目指すメッセージが、多くの人の心に響きます。
◆ 防犯や社会課題にもアプローチできる柔軟な話題設定
落語を活かした「防犯落語」など、社会課題にもユーモアを交えて取り組んでいます。聞き手が楽しみながら学べるため、自治体や企業の防犯啓発活動にも適した講演内容を提供できます。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。