Special 講演会講師の探し方完全ガイド|初めての講演会でも失敗しない選定方法

はじめに|講師探しで悩むのは「普通」です
講演会の主催が初めての場合、探し方や依頼方法がわからないのは当然です。まずは講師探しの基礎を理解しましょう。
講師の選定はイベント全体の成否を左右するため、小さな見落としが思わぬトラブルにつながることもあります。特に初めての場合は相談先がわからず、候補を見つけても本当に信頼できる講師なのか確信を持てないことも多いでしょう。まずは講師探しのプロセスを大まかに把握し、じっくりと情報収集を進めることで、失敗のリスクを抑えられます。

目次
1.よくある講師探しの失敗例

経験者ほど語る、“最初の講師選びのミス”は意外と共通しています。
最適な講師を選びきれずに後悔するケースは少なくありません。失敗パターンを理解することで、同じ過ちを繰り返さない対策が可能になります。
講師が自社の意図やイベントの趣旨をしっかり理解できず、内容がテーマから逸れてしまうことはよくある失敗のひとつです。ほかにも、講師が想定以上のギャラを提示して予算を超えてしまったり、登壇の日時や経験不足による準備ミスが起きたりすることもあります。こうした失敗は、主催者が事前に講演の目的・テーマを明確にし、必要な条件を正しく講師側に伝えられていないことが原因になりがちです。
ありがちな失敗4パターン
一つ目は、イベントの目的を曖昧にして講師を選んでしまい、講演テーマとズレが生じるケースです。二つ目は、予算の見積もり不足から、候補講師の中でも費用対効果が合わず依頼を断念するケースがあります。三つ目は、講師の実績や話し方のスタイルをよく確認せずに依頼してしまい、参加者に響かない講演になってしまうことです。四つ目は、日程調整や連絡が不十分で、講師のスケジュールが合わずギリギリでキャンセルになるなど、事務的ミスによるトラブルも挙げられます。
2.講師の探し方|代表的な5つのルート

講師探しは「選び方」より「探し方」で差がつきます。
講師はさまざまな方法で見つけられますが、初心者が始めやすいものから、専門性の高いものまで幅広く存在します。
探し方を工夫することで、講演会の質を飛躍的に高めることができます。代表的な方法としては、講師紹介会社の利用、ネット検索、過去事例の参考、社内や業界人脈からの紹介、そして書籍やメディア出演者への直接依頼が挙げられます。それぞれメリット・デメリットが異なるため、講演テーマや予算、日程などの条件に合わせてベストな手段を選択することが大切です。
(1) 講師紹介会社を利用する【初心者に最適】
講師紹介会社を利用すると、実績や得意分野、予算などの条件に合った候補を複数提案してもらえるため、初心者でもスムーズに依頼が進められます。契約や日時調整などの事務作業を代行してくれることも多く、主催者の負担を大きく軽減できます。ただし、紹介会社によっては取り扱う講師の分野や人数が限られていることもあるので、複数の会社を比較検討するとより確実です。
(2) ネット検索でリサーチする
講師本人の公式サイトやSNSから直に連絡を取る方法は、情報を自分の目で確認できる点がメリットです。検索キーワードとしては、講師の肩書や専門分野、居住地域などを入れると候補を絞り込めます。ただし、人気の高い講師は連絡が集中しやすく、返信が遅くなる場合やスケジュールが埋まっているケースもあるため、時間に余裕を持ったリサーチが重要です。
(3) 過去のイベント・講演会から参考にする
すでに成功事例のあるイベントや講演会の情報を調べ、登壇者の評判を参考にする方法も有効です。動画のアーカイブや参加者の感想などをチェックすることで、講師の話し方の特徴や、呼びたいテーマにマッチしているかを見極められます。実績のある講師に依頼することで信頼性も高く、主催者にとって安心感が得られるでしょう。
(4) 社内や業界人脈から紹介してもらう
同業界の人脈や、知り合いがすでに依頼した講師を紹介してもらう方法は、実際に講演を聞いた人からの推薦を得られる点が強みです。親近感があるため連絡がスムーズに進むほか、講師側も話しやすい場合が多く、細かい交渉や意図のすり合わせがしやすくなります。ただし、業界内の特定ジャンルだけで探しがちになるので、幅広い選択肢を検討するうえでは他の手段と併用するのがおすすめです。
(5) 書籍・メディア出演者に直接依頼
著書がある専門家やメディアで活躍している方に依頼するのも一つの手段です。書籍や番組で実際の主張や実績を把握しやすいため、依頼前に講師とのイメージを合わせやすいメリットがあります。問い合わせは出版社や事務所の公式サイトから行う場合が多いですが、スケジュールやギャラが高めになることもあるので注意が必要です。
3.講師を選ぶ際の判断基準

予算、講演内容、講師の実績など、目的に合った講師を選ぶために考慮すべきポイントを整理します。
まずは予算と講師の希望ギャラをすり合わせることが大切です。次に、講師が話せるテーマと自社やイベントの目的が一致しているかを事前に確認しましょう。さらに、過去の登壇実績や受講者からの評価、講師自身の専門性やメディア露出状況などをチェックすると、講演の満足度を高めるポイントが見つかります。総合的に判断することで、予算オーバーや内容のミスマッチを防ぎ、理想の講演を実現しやすくなります。
「有名=良い講師」ではありません。選定の軸を持ちましょう。
4. テーマ別おすすめ講師タイプ

講演テーマによって、最適な講師の専門分野やアプローチは異なります。目的に合わせて選定しましょう。
テーマを明確にしておくことで、初めての講師選びもスムーズに進められます。ビジネスや社会問題、コミュニケーションなど各ジャンルに特化した講師は数多く存在するため、自社の課題や聴衆のニーズを意識して選ぶことが効果的です。ここでは代表的な例として、ビジネス系、SDGs・ダイバーシティ関連、そしてコミュニケーション・モチベーション系に分けて説明します。
ビジネス系(営業・リーダーシップ)
営業力強化やリーダーシップ育成を目的とする場合は、企業経営者やコンサルタント、実績豊富なセミナー講師などが適しています。具体的な成功事例や、組織の仕組みを変えた経験談を持つ講師を招くことで、参加者の理解度やモチベーションが高まるでしょう。特に、社員研修やビジネススキルアップを目的とした講演では、実践に活かせるノウハウを含めた内容が求められます。
SDGs・ダイバーシティ・働き方改革
社会課題や多様性の重要性を扱うテーマでは、専門研究者やNPOでの実務経験が豊富な講師、企業でダイバーシティ推進を担うキーパーソンなどに注目しましょう。SDGsへの取り組み事例や、働き方改革を実践した企業の成功・失敗談は具体性が高く、聞き手にとっても学びやすい内容となります。従来の価値観を見直す機会を作りたい場合、外部の視点を取り入れることで組織や参加者の意識を大きく変えるきっかけになるはずです。
コミュニケーション・モチベーション
円滑なコミュニケーションや高いモチベーションを促進したい場合には、心理学やコーチングの知見を持つ講師が適任です。メンタルヘルスやチームビルディングの観点から、ワークショップ形式で参加者同士の交流を深めるプログラムを提案してもらうのも効果的でしょう。個々の考え方や行動が変わることで、組織全体の風通しが良くなり、生産性アップや離職率低減にもつながります。
5.自分で探す vs 紹介サービスを使う判断軸

自身で講師を探す場合と、第三者の紹介サービスを利用する場合にはそれぞれメリット・デメリットが存在します。
自分で探す場合は、本当に必要な要素を自ら精査できるため、講師との相性を丁寧に確認しながら選べるのが利点です。しかし、スケジュール調整や連絡の手間が増えるため、時間的コストがかかるというデメリットもあります。一方、紹介サービスを利用すると、事前に条件を整理しておけば効率的に候補を提案してもらえる反面、サービスが扱っていない講師はリストに含まれない可能性がある点に注意が必要です。
「最初の一回」は紹介サービスを使って、講師選びのコツを掴むのがおすすめです。
6. 【無料】講師選びをプロに任せるという選択肢

講師斡旋サービスを活用することで、独自の人脈や知見を持つプロが条件に合う講師を提案してくれます。コストを抑えて手間を省く方法です。
講師紹介会社や斡旋サービスの中には、無料相談を行っているところもあり、比較的低リスクで依頼が可能です。プロのディレクターが主催者の希望や目的をヒアリングし、適切と思われる講師を短期間でリストアップしてくれるため、自力で探すより効率的です。自分の業務に集中しながら細部の調整も代行してもらえるので、忙しい担当者にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
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7.関連記事でさらに理解を深める
講師が決まったら次のステップへ!下記記事もぜひご活用ください。
講師探しを深掘りする際に役立つ、関連トピックを扱った記事一覧をチェックしてみましょう。
講師探しの具体的な進め方や、より詳しい依頼手順を解説した記事など、併せて読むことで理解が一層深まります。特に、イベントの企画段階でどんなテーマが参加者に響きやすいのか、または講演後のフォローアップ方法をまとめた情報を活用すると企画全体の完成度が高まります。可能な限り幅広い情報に目を通し、複数のパターンを想定しておくことで、失敗のリスクを下げられるでしょう。
まとめ|「講師探し」は講演会成功のカギ
最適な講師選びはイベントの成功に大きく寄与します。手配のコツを押さえ、満足度の高い講演会を実現しましょう。
講師探しをしっかり行うことで、イベントの目的が明確になり、講演会全体の方向性や内容に一貫性が生まれます。専門性の高い講師を呼ぶことで参加者の学びが深まり、実務への応用性も高まるでしょう。一方で、コミュニケーションや内容調整を怠ると、参加者のニーズに合わない講演となってしまうリスクもあります。あらゆる面を見据えて準備を進めることで、主催者も参加者も満足できる講演会を実現可能です。
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自分で探す時間がない、どんな講師を呼べばいいか判断がつかない、といった悩みを抱えていてもご安心ください。経験豊富なスタッフが、ヒアリングを通じて候補を厳選し、スケジュールやギャラ面でもベストなアドバイスを行います。煩雑なやり取りを一手に引き受けるため、主催者は企画全体の進行に集中しながら、満足度の高い講演会を実現することができます。

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