Special がん経験者が語る講演特集|体験・予防・生き方を伝える講師一覧
いまや「2人に1人がががんになる」と言われる時代。
がんはもはや一部の人だけの問題ではなく、誰もが「当事者」になる可能性のある“身近な現実”になっています。
だからこそ、今私たちに必要なのは――
正しい知識を持つこと、そして がんと向き合った人の言葉から“希望”を受け取ることです。
本特集では、自らががんと向き合い、その体験を語るがんサバイバーの講師や、医療・支援の現場で活動する専門家、さらには予防・啓発に取り組む講師まで、「がんを伝える」力を持つ方々を厳選してご紹介します。
がんと向き合った人の言葉には、
治療のつらさも、迷いも、乗り越えてきた力強さもすべて宿っています。
だからこそ、聴く人の心に深く届き、行動や価値観を変えるほどの力があります。
講演という“直接心に届く場”を通じて
がんへの理解を広げたい、予防や早期発見の大切さを伝えたい、
あるいは命と向き合うきっかけを届けたい――。
その想いを、講演という形で発信してみませんか?
本特集が、目的に合った講師と出会うための確かな手がかりとなれば幸いです。

堀ちえみ さん
歌手/タレント/女優
人気の講演テーマ
ステージ4の舌ガンを乗り越えて生きる
~キャンサーギフト・大切な家族~
ここがおすすめ!
堀ちえみさんは、歌手・タレント・女優として長年にわたり活躍する一方、7児の母として家庭を支えながら多彩な活動を展開してきました。1980年代を代表するアイドル“花の82年組”の一人として数々のヒット曲を生み出し、ドラマ「スチュワーデス物語」では国民的女優として一躍有名に。その後も音楽・テレビ・講演と幅広く活躍を続けています。
2019年にはステージ4の舌がん、続いて食道がんを経験。舌の6割を切除するという壮絶な手術とリハビリを乗り越え、奇跡的な復帰を果たしました。現在はその体験をもとに、「命の尊さ」「家族の絆」「前を向いて生きる力」をテーマにした講演活動を行い、多くの人々に勇気と希望を届けています。
がんを伝える講師としてのおすすめポイントは、「実体験に裏打ちされたリアルな言葉の力」です。堀さんの講演は、芸能人としての華やかな過去だけでなく、病と向き合った“ひとりの母としての素顔”がにじむ内容で、多くの聴衆の心に深く響きます。がん患者やその家族だけでなく、すべての人に「生きる力」を思い出させてくれる、かけがえのない時間となるでしょう。
木山裕策 さん
歌手
人気の講演テーマ
ここがおすすめ!
木山裕策さんは、「home」での紅白初出場でも知られる歌手であり、4児の父として家庭と仕事、そして音楽活動を両立してきた実績を持つ講演講師です。かつては一般企業の会社員として働いていた木山さんですが、2005年に甲状腺がんを患い、声を失うかもしれないという宣告を受けたことをきっかけに、「自分の声をCDに残したい」という思いから歌手への夢に再挑戦。2008年に「home」でメジャーデビューを果たし、多くの人々の共感を呼びました。
講演では、「がんが教えてくれたこと〜自分に向き合って見つけた夢〜」をテーマに、自身のがん闘病と夢の実現のプロセス、家族への想いを語ります。また、希望者には講演中にミニコンサートを実施することも可能で、心に響く歌声が参加者の感動をより深めます。
がんを伝える講師としてのおすすめポイントは、「“夢をあきらめない”姿勢が、闘病中の方や家族にリアルな希望を与えること」です。歌と実体験を通して伝えられる木山さんのメッセージは、人生の選択に悩むすべての人の背中をそっと押してくれる力を持っています。
原千晶 さん
タレント/婦人科がん経験者の会よつばの会主宰
人気の講演テーマ
ここがおすすめ!
原千晶さんは、タレント・女優として活躍する一方で、2度の子宮がんを経験したご自身の体験をもとに、がん啓発と自己ケアの大切さを伝える講演活動を行っている講師です。1994年にクラリオンガールに選ばれて芸能界入りし、テレビやラジオで人気を博した後、2005年に子宮頸がん、2009年に子宮体がんを患い、手術と治療を経て病と向き合ってきました。
2011年には婦人科がん患者会「よつばの会」を設立し、同じ境遇の女性たちを支える活動を継続。さらに、アロマセラピーの資格を活かし、心と体のセルフケアの方法についても発信しています。著書『原千晶39歳 がんと私、明日の私、キレイな私』では、自身の闘病と再生の記録を綴り、多くの読者の共感を集めました。
がんを伝える講師としてのおすすめポイントは、「2度のがんを経てなお、前向きに生きるリアルな言葉の説得力」です。原さんの講演は、がんの早期発見の重要性や、心身のケア、そして“自分を大切にする”というメッセージを、穏やかで温かな語り口で伝えてくれます。聞く人の心に寄り添いながら、健康や命の尊さについて深く考えさせてくれる貴重な時間となるでしょう。
鈴木信行 さん
患医ねっと 代表/厚生労働省がん対策推進企業アクション認定講師
人気の講演テーマ
医者・病院・薬局 失敗しない選び方・考え方
―病気でも「健康」に生きるために
ここがおすすめ!
鈴木信行さんは、「患医ねっと」代表として、患者と医療者、企業をつなぐ架け橋となるべく活動を続けている医療コミュニケーションの実践者です。自身も生まれつきの「二分脊椎」による身体障害に加え、20歳で精巣がん、46歳で甲状腺がんを経験した「がんの当事者」であり、患者としてのリアルな視点と、製薬企業での13年にわたる研究職経験の両方を持つ稀有な存在です。
2011年に立ち上げた「患医ねっと」では、患者・医療者・企業の垣根を越えたよりよい医療環境づくりを目指し、全国で講演や研修を実施。上智大学などの教育機関や読売新聞の医療情報サイト「ヨミドクター」での連載を通じて、医療と生活の接点に光を当て続けています。
がんを伝える講師としてのおすすめポイントは、「患者目線と医療者目線の両方を理解し、現場に生きる“伝わる医療”を語れること」です。患者と医療者のコミュニケーションギャップに悩む人々にとって、鈴木さんの話は“当事者としてのリアル”と“専門家としての知見”が共鳴し、医療現場に温かな風を吹き込む貴重な時間となるでしょう。
泉♥アキ さん
タレント/歌手
人気の講演テーマ
一病息災!ガンになってわかった生きる幸せ
私の乳ガンはありがた病!~人生を変えてくれた素晴らしい体験~
ここがおすすめ!
泉♥アキさんは、タレント・歌手として芸能界で長年活躍する一方、自身の乳がん体験を通じて得た人生観をもとに、全国で講演活動を行う講師としても注目されています。1970年代にヒット曲やテレビ番組で人気を博し、その後、日本人女性初のサファリラリー完走という快挙を達成するなど、多彩な才能を発揮してきました。
平成9年に乳がんを患い、手術・治療を経て克服。さらに平成18年には再発を経験しながらも、前向きにがんと向き合い続けました。その過程で、夫婦の絆が深まり、「一病息災」の意味を実感するようになります。明るくポジティブなエネルギーに満ちた講演は、「がん=終わり」ではなく「がん=人生の転機」と捉える力強いメッセージが込められ、多くの人に勇気と希望を届けています。
がんを伝える講師としてのおすすめポイントは、「明るさとユーモアで“病気になっても病人にはならない”という心の在り方を伝えられること」。泉さんならではの温かく前向きな語り口は、聴衆の心を軽やかにし、人生の見つめ直しや家族との関係を深めるきっかけとなるはずです。
村野武範 さん
俳優/歌手
人気の講演テーマ
末期がん、ステージIVからの生還
あきらめない執念と病院の選び方
ここがおすすめ!
村野武範さんは、ドラマ『飛び出せ!青春』の熱血教師役や『くいしん坊!万才』のリポーターとして親しまれた俳優・歌手です。早稲田大学卒業後、文学座で演技を学び、俳優として確かな実績を積みながら、昭和歌謡や料理、落語など多彩な趣味を持つ文化人としても知られています。
しかし、70歳でステージIVの中咽頭がんを宣告され、さらに75歳で慢性腎炎の悪化により腎臓移植を受けるなど、命に関わる大きな病と向き合ってきました。愛娘からの腎臓提供や、医療者との二人三脚による闘病を経て見事に復帰。現在は、がん体験や健康の大切さを伝える講演活動を精力的に行い、医療・福祉の分野でも注目されています。
がんを伝える講師としてのおすすめポイントは、「ステージIVからの奇跡の復活体験を、俳優ならではの豊かな表現力とユーモアで語れること」。聴衆の心に届くリアルなメッセージと、人生をあきらめない強さは、同じ悩みを抱える方に大きな希望と力を与えてくれるでしょう。
難波美智代 さん
一般社団法人シンクパール 代表理事/一般社団法人PHR普及推進協議会 理事/日本女性ウェルビーイング学会 副代表/がん対策総合機構 特任研究員
人気の講演テーマ
子宮頸がん検診とHPVワクチンの正しい理解
ウェルビーイングと女性の健康課題を考える
ここがおすすめ!
難波美智代さんは、一般社団法人シンクパール代表理事をはじめ、PHR普及推進協議会理事や日本女性ウェルビーイング学会副代表など多方面で活躍する女性健康の専門家です。子宮頸がんを自身で経験したことを契機に、がん教育や予防啓発に情熱を注ぎ、厚生労働省のがん対策推進協議会委員や文部科学省の教材出演など、公的機関とも連携して正確な情報発信を続けています。最新のHPVワクチン情報や性差医療の視点を取り入れ、企業や教育現場で女性の健康課題をわかりやすく伝える講演が高く評価されています。
がんを伝える講師としてのおすすめポイントは、「自身のがん体験に裏打ちされたリアルな声と、豊富な専門知識を融合し、参加者に正しい理解と具体的な行動を促す力に優れている」ことです。
花木裕介 さん
一般社団法人がんチャレンジャー 代表理事/産業カウンセラー/両立支援コーディネーター
人気の講演テーマ
ここがおすすめ!
花木裕介さんは、38歳で中咽頭がんの告知を受けながらも治療と仕事を両立させ、現在は一般社団法人がんチャレンジャー代表理事としてがん罹患者支援に尽力する産業カウンセラーです。自身のがん闘病体験を綴るブログ『中咽頭がんリアル日記』を通じてリアルな声を発信し、がん対策推進企業アクションの認定講師や千葉県のがん対策審議会専門委員も務めています。
がんを伝える講師としてのおすすめポイントは、「自身の罹患経験に基づくリアルな体験談と、産業カウンセラーとしての専門知識を融合させ、がん患者と職場の双方に寄り添った具体的で実践的な支援法をわかりやすく伝えられる」点にあります。
岡部佳子 さん
すみれナレッジ代表/インバウンドビジョナリーアドバイザー/中国コーディネーター
人気の講演テーマ
ここがおすすめ!
岡部佳子さんは、大阪市出身でインバウンドビジョナリーアドバイザーとして長年にわたり訪日外国人対応や中国ビジネス支援に携わってこられました。日本サービスマナー協会認定講師や上級心理カウンセラー、中国茶高級茶芸師の資格を持ち、豊富な実務経験と独自の視点で多方面に貢献しています。乳がんの発覚から再発、さらに稀少ながん「嗅神経芽細胞腫」を乗り越えた実体験を活かし、講演ではがんと共に生きる希望や心身の健康について語っています。
がんを伝える講師としてのおすすめポイントは、「三度のがん闘病を通じて得たリアルな経験と精神的成長をもとに、がんの実態や心身の健康管理、前向きな生き方を具体的かつ温かく伝え、参加者に勇気と希望を与えられる」ことです。
がん闘病のリアルな体験を共有する講演の価値
がんの告知は、多くの人にとって人生を大きく揺さぶる出来事です。突然の不安や恐怖、これからどうなるのかという戸惑いは、誰にとっても避けられないものです。
そんな状況を経験し、治療に向き合い、乗り越えてきた講師たちは、自分自身の体験を通して「どう向き合ったのか」「何を支えに前へ進めたのか」を語ってくれます。彼らの語るストーリーには、医療的な知識だけでなく、精神的な強さや家族や友人との絆がいかに大切かが含まれており、これから闘病を始める人々にとって大きな励みになるはずです。
また、がん治療の苦しみや化学療法や放射線治療、手術後のリハビリといった過程を自身の言葉で説明することで、治療の流れをより具体的にイメージすることができます。「実際にはどんなつらさがあるのか」「どうやって気持ちを保ったのか」といった生の声は、情報としてだけでなく、心に寄り添うメッセージとしても届くはずです。
がん経験者の講演は、病気について学べるだけではありません。
“どう生きるかを考える時間” にもなる、価値ある体験なのです。
生きる力と希望を与えるメッセージを伝える講演
がんを乗り越えた講師たちが共通して語るのは、病気に対する恐怖だけでなく、そこから見えてきた新たな生き方や人生への感謝です。彼らは、がんをきっかけに自分自身を見つめ直し、病気に打ち勝つだけでなく、そこからさらに前向きな目標を持つことができたと語ります。これらの講演を通じて、がんを経験した後も人生を豊かに過ごすための具体的なヒントが得られます。
また、多くのがんサバイバーが大切にしているのが、病気を通じて学んだ心のケアやストレスマネジメントの重要性です。治療中は身体のつらさに加え、精神的な負担も大きく、心の状態をどう保つかが回復に直結します。講師たちは、自分自身の心がどのように揺れ、どんな方法で整えてきたのかを具体的に紹介し、日常生活でも実践しやすいメンタルケアやセルフケアの方法を伝えてくれます。こうした前向きなメッセージは、がんと向き合う方だけでなく、ストレスの多い現代社会で働く人々や、日々さまざまなプレッシャーを抱える聴講者にとっても有益です。
“生きる力をもう一度思い出させてくれる講演” として、多くの場面で高い価値を生む内容となるでしょう。
家族や支援の存在ががんと向き合う力を支える
がん闘病中には、家族や友人、そして医療スタッフが大きな力になります。多くの講師たちが「家族の存在が自分を支え、前へ進む力になった」と語っており、患者本人だけでなく、家族もまた闘病の当事者であるという視点はがん患者をサポートするすべての人々にとってとても重要です。講演では、家族がどのようにして患者をサポートできるか、そして患者自身が家族との関係をどう保つべきかといった具体的なアドバイスが紹介されます。
特に、がん闘病中のコミュニケーションの取り方や、患者とその周囲が共に前向きな気持ちを共有する工夫など、多くの講師が実体験に基づいて語ります。がん患者を支える環境づくりや、家族・医療スタッフとの連携の大切さを知ることで、より良い支援体制を整えるヒントを得ることができるでしょう。
がん闘病を通じて得た新しい生き方と使命
がんを乗り越えた講師たちは、その経験をきっかけに“新しい生き方”や“自分にできる役割”を見つけています。がんという大きな出来事に直面したことで、人とのつながりのありがたさや、日々の時間が持つ価値をあらためて実感したと語る講師は少なくありません。講演では、がん闘病を経てどのように生き方を見つめ直したのか、どんな気づきや行動が前向きな変化につながったのかを、経験者ならではの言葉でゆっくりと伝えてくれます。
特に、特に、病気を通じて芽生えた感謝の気持ちや、「自分の経験を誰かの力にしたい」という前向きな姿勢は、多くの聴衆の心に強く響きます。実際に、多くの講師が患者支援・予防啓発・家族支援などの活動に取り組み、その経験を社会に還元することを“新たな使命”として歩んでいます。このような講師のメッセージは、単なる闘病記ではなく、人としてどう困難に向き合うかという普遍的なテーマにつながっており、深い気づきを与えてくれます。
がん経験者の言葉は、治療に向き合う方やその家族だけでなく、今は健康に過ごしている人にとっても前へ進む勇気を与えるものです。講演では、つらい時期をどう乗り越えたのか、気持ちを保つために実践してきた工夫など、日々を前向きに生きるためのヒントが数多く語られます。彼らのメッセージに触れることで、がんと向き合う方はもちろん、その家族、そして自分の人生に悩みを抱えるすべての人が、困難に向き合うエネルギーを受け取ることができるでしょう。
本特集では、がんと向き合い、その経験や知識を通じて多くの人に希望と正しい情報を届ける講師をご紹介しました。がんは誰にでも関わり得る身近な病気だからこそ、理解と支援が欠かせません。講演を通じて、一人でも多くの方ががんに対する正しい知識を深め、前向きに生きる力を得られることを願っています。
ぜひ、テーマや目的に合った講師にご相談いただき、
あなたのイベントが多くの人の心に残る“価値ある時間”となるようお役立てください。

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