岡田晃 おかだあきら
経歴
1947年 大阪市に生まれる
1971年 慶應義塾大学経済学部卒業
同年 日本経済新聞入社
松山支局、地方部、産業部などを担当
1987年 日本経済新聞 編集委員
1991年 テレビ東京出向
「ワールドビジネスサテライト(WBS)」マーケットキャスター
1994年 テレビ東京 経済部長
「WBS」プロデューサー
各種経済番組のプロデューサー、キャスター、コメンテーター
1998年 同 NY駐在(~2003年)
NY支局長、テレビ東京アメリカ(米国現地法人)社長
2003年 同 理事・解説委員長
2006年 テレビ東京退職
同年 経済評論家として独立(~現在)
大阪経済大学客員教授
2022年 大阪経済大学特別招聘教授
2025年4月 大阪経済大学特命教授(~現在)
主な講演テーマ
<2025年度の重点テーマ>
・トランプ関税の衝撃!――どうなる世界と日本経済
・吹き荒れるトランプ旋風――それでも日本経済は復活する
・世界から注目を集めるニッポン――「新ジャポニスム」が日本経済を救う
・江戸最大のヒットメーカー・蔦屋重三郎に学ぶ企業家精神と経営戦略
・トランプ関税の衝撃!――どうなる世界と日本経済
・吹き荒れるトランプ旋風――それでも日本経済は復活する
トランプ政権による関税政策は、世界中に混乱をもたらしている。世界経済の減速を招き、日本経済にも少なからぬ影響が及ぶことは避けられない情勢だ。だが、こうした局面こそ、パニックに陥るのではなく、トランプ大統領の真の狙いや関税の影響を冷静に分析する姿勢が求められる。
実際、トランプ関税が発動される以前の日本経済は、「過去最高」や「バブル期以来」といった歴史的な好記録が各種データに表れており、長期的な視点で見れば、日本経済の基礎体力は確実に回復基調にある。こうしたポジティブな流れを定着させ、日本企業が本来の底力を発揮できれば、トランプ旋風を乗り越えることも十分可能だ。
講演者である岡田は、日本経済新聞社やテレビ東京、大学で教鞭を執る中で、日本経済・世界経済のマクロからミクロまで幅広く取材・分析を行ってきた。テレビ東京勤務時代にはニューヨークに5年間駐在し、その後もたびたび渡米して、米国経済や政治動向を継続的にウォッチしている。
本講演では、こうした豊富な経験と取材に基づき、トランプ関税の背景にある戦略や日本経済への影響、今後日本が取るべき対応策について、独自の視点から解説する。また、近年の日本経済に見られる明るい兆しについても具体的に紹介し、トランプ政権の政策に左右されない、日本経済の「真の復活」への展望を語る。
・世界から注目を集めるニッポン――「新ジャポニスム」が日本経済を救う
・江戸最大のヒットメーカー・蔦屋重三郎に学ぶ企業家精神と経営戦略
日本は今、世界中から大きな注目を集めている。訪日外国人観光客(インバウンド)は過去最高を記録し、日本食やアニメなどの文化が世界中で人気を博している。さらに、日本のものづくり技術に対する評価も再び高まりつつあり、これらがもたらす経済効果は非常に大きい。
この現象は、19世紀後半にヨーロッパで起きた「ジャポニスム(Japonisme)」の流行を彷彿とさせるものであり、現代における「新ジャポニスム」とも言える。かつて「ジャポニスム」が明治時代の経済発展を後押ししたように、「新ジャポニスム」もまた、トランプ関税など厳しい外部環境に直面する日本経済を活性化させる可能性を秘めている。
この「ジャポニスム」ブームの源流には、2025年放送予定のNHK大河ドラマ『べらぼう』の主人公である蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)の存在がある。彼はジャポニスムより約1世紀前に活躍し、浮世絵文化を牽引。喜多川歌麿や東洲斎写楽を世に出し、若き日の葛飾北斎を支援した人物でもある。
彼の成功の鍵は、時代の変化や市場ニーズを的確に捉えた商品開発力と、独自性を追求した差別化戦略にあった。幕府からの弾圧にも屈せず、チャレンジ精神をもって数々の困難を乗り越えた蔦屋重三郎の姿勢は、現代の企業経営においても大いに学ぶべき点がある。 ×
<経済全般>
・2025年の国際情勢と日本経済の行方
・2025年日本経済の見通しと今後の企業戦略
・「台湾有事」でどうなる世界と日本経済
・地方を元気に!――日本経済再生と地方創生の展望
・少子高齢化時代の日本経済と企業戦略
その他、個別のご要望・ご相談にも対応します。 ×
<経営・ビジネス>
・「課題こそニーズだ」――ピンチをチャンスに変える経営
・危機の時代を乗り越える企業戦略――生き残りの条件とは?
・少子高齢化時代の企業戦略――キーワードは「DX」「働き方改革」「市場ニーズ」
・ここが違う!好調企業の‟秘密”――危機を乗り越える中小企業経営とは?
・事業承継成功の秘訣――企業を永続的に発展させる「10のポイント」
日本経済新聞およびテレビ東京での勤務を通じて、長年にわたり数多くの企業や経営者を取材してきた。現在は大阪経済大学にて、社会人向けの公開講座「北浜・実践経営塾」を主宰。産業各分野の経営者(OBを含む)をゲスト講師として迎え、自社の戦略、経験談、経営哲学などを語ってもらっている。
こうした豊富な取材・講義の経験をもとに、企業経営や事業承継の参考となる実例を紹介するとともに、特に中小企業の経営者が直面する課題や、その具体的な対策についても明らかにしていく。 ×
<歴史から経済・経営を学ぶ>
・徳川家康に学ぶ事業承継の最強モデル
・戦国武将に学ぶ事業承継成功の秘訣――徳川家康、武田信玄、上杉謙信など
・真田幸村に学ぶ中小企業の生き残り戦略
・戦国武将に学ぶ中小企業の生き残り戦略
・織田信長のイノベーション戦略――「常識」を変えた経営革命に学ぶ
・徳川家康に学ぶ経済戦略――日本経済復活のヒントがここにある
・「江戸」の名君から学ぶ危機突破力と経済戦略――保科正之、徳川吉宗、田沼意次、上杉鷹山…
・「江戸」の商人から学ぶ危機突破力と経営戦略――鴻池、三井、近江商人、蔦屋重三郎…
・「江戸時代」に学ぶ日本経済復活のヒント
・「東の渋沢栄一・西の五代友厚」に学ぶ危機突破力と日本経済復活の展望
長年の経済取材の経験を通じて、「歴史」から学ぶことが多いと強く感じている。講演では、歴史上の人物や出来事を取り上げ、日本経済の復活へのヒントや企業経営の教訓を明らかにする。
・徳川家康に学ぶ経済戦略――日本経済復活のヒントがここにある
・「江戸」の名君から学ぶ危機突破力と経済戦略――保科正之、徳川吉宗、田沼意次、上杉鷹山…
・「江戸」の商人から学ぶ危機突破力と経営戦略――鴻池、三井、近江商人、蔦屋重三郎…
・「江戸時代」に学ぶ日本経済復活のヒント
以上の4タイトルは、2023年11月に上梓した『徳川幕府の経済政策――その光と影』(PHP新書)の内容をもとに、現代の日本経済復活や企業経営にとって徳川家康と江戸時代から何を学ぶべきかを明らかにする。 ×
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書籍紹介
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徳川幕府の経済政策――その光と影
通史で読み解くからこそ、見えてくるものがある
家康から綱吉の時代は戦後の高度経済成長、新井白石の「正徳の治」は平成のバブル崩壊といったように、江戸時代の経済変動は現代と似ている点が多い。デフレからの脱却に繋がった、吉宗による「享保の改革」の功罪とは。田沼意次の構造改革が成功しなかったのはなぜか……。徳川幕府の経済政策の成功(光)と失敗(影)に学ぶ。

明治日本の産業革命遺産 ラストサムライの挑戦!技術立国ニッポンはここから始まった
「日本の奇跡」と言われる明治の産業革命の礎は、幕末のサムライたちによって準備されていた。製鉄、造船、石炭産業の現場では、藩の垣根を超えて技術を共有し、奮闘する人々の熱いドラマがあった!
例えば、製鉄のもととなった伊豆の反射炉の技術は、佐賀藩と伊豆の代官・江川英龍が協力して研究が始まり、佐賀から薩摩へ、さらに水戸藩を経由し、最終的には釜石の洋式高炉に結実した。それが明治時代に官営釜石製鉄所や官営八幡製鉄所へとさらなる発展を遂げ、現在の新日鉄住金に至る。
造船に関しては、島津斉彬の命を受けて幕府の長崎海軍伝習所で学んだ薩摩藩士・五大友厚は、トーマス・グラバーらと共に長崎の小菅修船場を建設した。これが現在の三菱重工長崎造船所につながっていく。岩崎弥太郎、弥之助、久弥の3代に渡る三菱重工業の社長たちの事業拡大の歴史とも重なる。
“軍艦島“で知られる石炭産業の発展においては、福岡藩士だった團琢磨の働きがめざましく、彼の見識と技術導入へのアイデア、決断力が、石炭産業の多大な発展を促した。
幕末から明治の激動の時代に、政治の争いとは無関係に、日本の未来を考えて奔走した若きサムライたちや現場の無名の職人たちの、ひたむきさやチャレンジ精神を感じる熱い一冊です。

やさしい「経済ニュース」の読み方
アベノミクス、TPP、円安、株、消費増税……いま、経済ニュースが面白い!!
『日本経済新聞』『テレビ東京』など“報道の最前線"で
活躍してきた著者ならではのするどい視点で
経済を“表と裏から"読み解くコツを教えます!
メディア
- テレビ東京系列「ワールドビジネスサテライト(WBS)
- テレビ東京系列「モーニングサテライト」
- テレビ東京系列「クロージングベル」
- テレビ東京系列「あすの日経朝刊」
- テレビ東京系列「ニュースワイド 11」
- テレビ東京系列「ニュースウェーブ 615」
- 東京MX テレビ「東京マーケットワイド」
- BSジャパン 「こちら経済編集長」
- ラジオNIKKEI「マーケット・トレンド」
- NHK 総合 「関西熱視線」(関西ローカル)
- NHK Eテレ 「知恵泉」
- インターネットTV「ストックボイス」
- その他、多数
その他の活動、所属団体など
- 景気循環学会
- 日本記者クラブ
- 一般財団法人「産業遺産国民会議」発起人
- 埼玉大学経済学部非常勤講師(2007~2010 年)
書籍
- 『徳川幕府の経済政策――その光と影』(PHP 新書)
- 『明治日本の産業革命遺産 ラストサムライの挑戦!技術立国ニッポンはここから始まった』(集英社)
- 『やさしい「経済ニュース」の読み方』(三笠書房)
- 『これが高齢化社会だ』(共同執筆、日本経済新聞社)
- 『新・産業革命』(共同執筆、日本経済新聞社)
- 『21 世紀への企業戦略』(共同執筆、日本経済新聞社) など
連載
- 会社四季報オンライン「賢者は歴史に学ぶ」
- 公益財団法人産業雇用安定センター広報誌『かけはし』 「歴史に学ぶ ウィズコロナ時代の中小企業経営」
これまでの主な執筆
- 『マイナビニュース』連載「コロナ禍に打ち克つためにできること」
- 『マイナビニュース』連載「令和の時代に日本経済が復活するワケ」
- 『マイナビニュース』連載「経済ニュースの“ここがツボ”」
- 『会社四季報オンライン』連載「マクロデータはこう読むと面白い」
- 『KOTOBA』(集英社)連載 「明治の産業革命遺産――“日本の底力”のルーツを訪ねて」
- 『プレジデントオンライン』
- 『ダイヤモンドオンライン』
- 『歴史街道』
- 『月刊・経済広報』(一般財団法人経済広報センター)
- その他、多数
講演実績
一般向け
- 大阪経済大学の一般市民向け公開講座
- 他大学の一般市民向け生涯学習講座
- 地方自治体の一般市民向け生涯学習講座
- 金融機関(メガバンク、地銀、信金など)の一般市民・投資家向けセミナー
- 証券会社の一般市民・投資家向けセミナー
- 不動産関連会社の一般市民・投資家向けセミナー
特定顧客層向け
- 経済団体(各地の商工会議所、経営者団体、中小企業団体、法人会、業界団体など)の年次総会・定例会合・勉強会
- 企業の取引先・協力会社などとの会合・勉強会
- 企業の社内研修(役員研修、幹部研修など)
- 労働組合の組合内研修・勉強会
- 地方自治体首長・議員研修
- 地方自治体の職員研修
この講師のおすすめポイント
岡田晃さんは、経済評論家として広く知られ、長年にわたり経済ジャーナリズムの最前線で活躍してきた経験を持つ専門家です。1971年に慶応義塾大学経済学部を卒業後、日本経済新聞に入社し、松山支局、産業部、編集委員などの職務を経て、テレビ東京での活動にも従事。その後、ニューヨーク駐在を経て、テレビ東京の理事・解説委員長として、国際情勢や経済動向の分析に貢献しました。2006年にテレビ東京を退職し、経済評論家として独立し、現在は大阪経済大学特命教授として後進の指導にも力を注いでいます。
岡田さんは、国際経済や日本経済、企業戦略などをテーマにした講演や執筆活動を行い、企業経営者や学生、一般の聴衆に向けて、経済の動向や未来の展望を解説しています。特に、日本経済の復活や、少子高齢化時代における経済戦略に関する深い洞察が評価されています。
◆ 経済の未来を見据えた洞察力
岡田晃さんは、常に変動する国際情勢や経済環境を深く分析し、未来の経済について鋭い予測を立てます。特に「またトラ」の衝撃や「2025年の日本経済」など、今後の経済動向を占うテーマに関しては、聴衆に対して具体的なアクションプランを提供し、理解しやすい形で未来予測を伝えます。
◆ 企業戦略の専門家としての実績
「課題こそニーズだ」といった考え方に基づき、企業の生き残り戦略を提案します。岡田さんは経営戦略において、時代の変化に柔軟に対応するための方法や、危機を乗り越えるための具体的な戦略を提示。特に、少子高齢化やDX(デジタルトランスフォーメーション)といった現代の課題に対応する方法に関して、多くの実績を有しています。
◆ 歴史から学ぶ経済戦略
岡田さんは、経済や経営の戦略を歴史から学ぶ視点を取り入れています。例えば、徳川家康や戦国武将に学ぶ経営戦略など、過去の成功事例を現代に活かす方法を解説する講演が魅力的です。特に事業承継や危機突破力の重要性を理解する上で、歴史的な事例は非常に有益です。
◆ 少子高齢化時代における日本経済の再生
少子高齢化が進む中で、日本経済を再生するための戦略に焦点を当てた講演を行っています。地方創生や新しい産業の育成、そして「新ジャポニスム」の視点から、どのように日本の経済を活性化させるかについて、実践的かつ前向きな提案をしています。
◆ 多角的な視点からの経済分析
岡田さんは経済評論家として、非常に多角的な視点を持っており、国際情勢や企業戦略、歴史的背景を踏まえた分析を行います。具体的なテーマとしては、「台湾有事」や「新ジャポニスム」が日本経済に与える影響について、他の評論家では得られない独自の視点を提供しています。
岡田晃さんの講演は、経済の未来に対する鋭い洞察と歴史的な視点を融合させ、聴衆に対して深い理解と具体的なアクションプランを与えてくれます。彼の多角的なアプローチは、ビジネスパーソンや学生、一般の方々にとっても非常に価値のある学びの場を提供するものです。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
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